「UFOの学際的研究が必須」高級紙サイエンティフィック・アメリカンが断言! 時代がやっと追いつく

 一般的に“UFO”と呼ばれるUAP(未確認航空現象)は実際に存在する。だがメインストリームの科学者でこの分野を本格的に研究しようという者は少ない。そこで信頼のある老舗科学雑誌「サイエンティフィック・アメリカン(Scientific American)」が今こそ学際的チームを結成してUFO研究に真正面から取り組むべきであると提言しているのだ。

 

■コンドン報告「UFOは科学的に興味深いものではない」

“本物のUFO”動画が流出し、最終的にペンタゴン(米国防総省)が“本物のUFO”の存在を認めたという一連の出来事が社会に与えたショックはまだまだ冷めやらない。

 このUFOの正体やいかに? これが何なのかと向き合えばいくつかの説明が考えられるが、すべての可能性を検証するには科学的な分析が必要となることはいうまでもない。そしてその研究には天文学や気象科学、航空科学などの各方面の専門家が学問ジャンルを横断して協力し合う学際的な研究チームが担わなくてはならないということだ。

「Scientific American」の記事より

 もちろんこれまでにもUFO、UAPを科学的に研究する動きはいくつもあった。

 UFO、UAPは1960年代に一部の科学者の関心を集め、1966年から1968年にかけてUFO、UAPを研究するために、物理学者のエドワード・コンドン率いるコロラド大学のグループに米空軍が資金を提供している。しかし研究の結果を記した「コンドン報告」では残念ながら、UFOのさらなる研究が科学的に興味深いものである可能性は低いと結論づけられた。

 しかしこの直後、天文学者でSF作家のカール・セーガンをはじめとする専門家会議が米国科学振興協会(AAAS)の後援で催され、「コンドン報告」の手法が不十分であることが指摘されることになった。コーネル大学の天文学の教授でもあるカール・セーガンは、「UFOが地球外由来である仮説をあり得そうもないものとして却下しているのだが、それでもUFOやUAPが科学的研究に値する」と言及している。

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