米軍「原子力電池搭載・鳥型ドローン」の存在がCIA機密文書で発覚!! エリア51で開発か、危険すぎる「アクイリン計画」の実態とは!?

■危険な原子力電池を搭載する計画

 アクイリン計画で最も目を引く案件は、このドローンに“原子力電池”を搭載するという驚くべき計画だ。

 プロトタイプには3.5馬力のチェーンソー用のガソリンエンジンが搭載されていたのだが、計画ではこれに代わる「ラジオアイソトープ(RI)推進システム」の開発が進められていたのである。この原子力電池を搭載した試作機の飛行テストは1973年に予定されていたことも記録に残されている。この原子力電池を動力源とすることで、120日を超える連続偵察飛行が見込まれていたという。

 1972年に打ち上げられたNASAの木星探査機「パイオニア10号」に原子力電池が搭載されて以来、NASAは宇宙探査機や惑星探査機に電力を供給するために原子力電池を使い続けているが、地球上で使うとなれば放射能汚染の深刻リスクをもたらすことになる。

 このような危険な無人偵察機を実際に開発して飛ばしたとしても、その事実が後に明らかになった際には、国際的な非難を浴びることは必至だろう。

 ソ連で放射能をタレ流すドローンが墜落したというニュースが聞かれなかったのは今となっては幸いなことだが、それもそのはず、この計画自体が中止となっていたのだ。

米軍「原子力電池搭載・鳥型ドローン」の存在がCIA機密文書で発覚!! エリア51で開発か、危険すぎる「アクイリン計画」の実態とは!?の画像3
「CIA Library」より

 プロジェクトを率いたジョン・マイヤーディアック二等空佐によると、問題は請負業者のマクドネル・ダグラス社にあった。マイヤーディアック氏は自伝の中で、1100万ドルの予算が与えられた場合、請負業者は1億1000万ドルの価格を提示したと記している。マクドネル・ダグラス社が“ふっかけ過ぎ”のようにも思えてくるが、原子力電池を扱うためにはそれなりの施設と人員が必要だったのかもしれない。そしてマイヤーディアック氏は最終的にこのアクイリン計画を破棄することになった。

 こうしてアクイリン計画は極秘のまま中止されたのだが、“鳥型ドローン”というアイデア自体はその後も受け継がれているようだ。アメリカ特殊部隊が使用する超小型無人偵察機(Prioria Maveric)は空飛ぶ鳥のシルエットを模して作られている。さらに米軍のものと思われる鳥型スパイドローンが2011年にパキスタンで回収された。

 またロシアは昨年にフクロウに似せたスパイドローンを発表し、中国の治安部隊は羽ばたくハトのようなドローンを使って市民を監視しているとも伝えられている。

 そしてもちろん、機密が解かれる50年後にしか知り得ない現在進行形のCIA極秘プロジェクトがあるのかもしれない。そのプロジェクトの拠点が今なお“エリア51”にあるとすれば、一帯では今後さらに“UFO”の目撃報告が増えてくるのだろうか。

参考:「Unexplained Mysteries」、「Forbes」、ほか

文=仲田しんじ

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