【独占】フェラチオ中の女をハンマーで次々殺害「バイト募集キラー」と友人になった日本人学者が“本性”を暴露!

 さて、話をハーヴィーに戻すと、彼から学べることも多かった。

 ハーヴィーは子供の頃からなぜか母親に嫌われており、まるで汚いものでも見るかのように扱われ、他の姉妹から引き離され、食べ物や外出、プレゼントなどにも露骨に差をつけられた。そして、親戚たちの間をたらい回しにされながら、あちこちで女性たちに性的虐待を受けたという。生活の術を持たない子供の彼は、辛さを紛らわすため必死に聖書を読んだが、そこには納得できる答えもなく、状況が改善することはなかった。

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画像は「Getty Images」より引用

 ここで注意したいのは、連続殺人犯たちの中には、女性(男性の場合もあるが)から性的な虐待を受けていた者が一定数存在するという点である。私見ではあるが、キリスト教的な価値観に基づき性的な行為への抑圧が強いため、特に女性の(閉じ込められた)性欲が社会的無意識としてアメリカ社会のきらびやかな表の顔の裏に潜んでいる可能性がある。

 それにアメリカには、忌み嫌うべき汚い仕事は奴隷や移民に押し付ける、という暗黙の社会通念のようなものがあると感じる。現代のヒットチャートを席巻する曲に耳を傾けてみると、女性ボーカルによるあまりにも露骨な性的歌詞(例えば「ママには黙ってるのよ」とか「あんたのは丁度私にピッタリのサイズ」「私の事をベイビー扱いしないで。自分で稼いで自分で飲むから」等)が多いことに気づくが、これもやはり、女性の潜在的な性欲や攻撃性が出現するようになったものだと解釈することができるだろう。蛇足ながら、タブー視されている女性の攻撃性が子供たちの心を歪め、やがて彼らが社会に放たれることで、社会全体が信用できない危険な場所と化しつつあると、私は思わざるを得ないのである。

 いずれにしても、ハーヴィーは長年の虐待によって刷り込まれた攻撃性をステロイドとボクシングで増強し、かつて受けた仕打ちに対する復讐かの如く犯行を繰り返した。ハーヴィーが服役していたミネソタの刑務所の囚人に対する暴力的扱いも、彼をより凶暴化させていったと考えられている。事件を捜査した警察関係者によると、彼は女性にオーラルセックスをさせている間にハンマーで頭を殴るのが好きだったようだ。

 そんなハーヴィーの心の支えは、小さい頃、短期間ではあるが唯一無条件の愛情を注いでくれた父親との思い出だったそうだ。誕生日に車で連れ出し、プレゼントを買ってくれた記憶を心のよりどころにして、様々な哲学書を読み漁り、聖書にも何度もトライしたという。

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