【独占】フェラチオ中の女をハンマーで次々殺害「バイト募集キラー」と友人になった日本人学者が“本性”を暴露!
■ハーヴィーとのやりとり
私とハーヴィのやり取りは、最初は手紙(カタツムリのように時間が掛かるので「スネイル」と呼んでいる)だったが、途中からメールができるようになった。そして彼は、私に「なぜ自分がこうなってしまったのか」「本来は何を求めて生きて行くべきなのか」といった疑問をストレートにぶつけてきた。私は私なりのスタンスで次のように返した。
「宗教や理論は人間が作り出したものだから、本当の答えは、私たちが生まれて死んで還っていく自然と、それに通じている自分の心が抱いた素直な気持ちを大切にすることにあるんじゃないのかな。性悪説に基づいて外から教え込まれる理屈じゃなくて、性善説に基づいて自分の正直な心に照らし合わせて、心地よく感じる方向を信じて生きるだけでいいんじゃないのかな」
そんな何気ない私の言葉に、彼は「いたく感動した」と言ってくれ、最近では周囲の若い囚人たちに多少からかわれながらも気を悪くすることもなく、以前よりは充実し、平穏な心で暮らせているようだ。
若い頃のハーヴィーは、他人への共感など微塵も感ずることのない真性のサイコパスであったと思う。そんな人間でも、変わることができるのだ。ハーヴィーと知り合ってわかった事が2つある。一つはサイコパスとしての攻撃的習性も、性欲の衰える年配になると少しずつ薄れて行くということだ。そしてもう一つは、どんなに凶悪な犯罪を犯した者でも、子供の頃に誰か一人でも良いから純粋に無条件の愛情を注いでくれた者がいた場合、歳を重ねるごとにその(+)の要因が徐々に強まり、年配になると正しい方向へと向かうようになるということだ。「更生」ということばがあるが、愛情をかけられた経験が一つもない(-)の経験しかない人間というのは、戻ることのできる“正しい自分”すらなく、唯一の経験である反社会的な破壊の道にしか進むことしかできないのだ。
ハーヴィーからの最後のメールには次のように書いてあった。
親愛なるケンジンへ
何年もの間、様々な本を読んできたけれど、君と手紙でやり取りするまでは納得行く答えはまったく得られなかった。
私の友達でいてくれてホントにありがとう。
まだ色々教えて欲しい事がたくさんあるからこれからもよろしくお願いします。
学生の頃、君の授業を受けていたら少しは違う人生になっていたかもしれないとふと思ったりすることがあります。
刑務所の教官たちも、ただむやみに何の役に立つのか分からない事を教え込むだけでなく、「この授業がどういう意味を持つのか」といった所から教えてくれればいいのにと思います。
いずれにしても、次のメール楽しみにしています。
ハーヴィー
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2024.10.02 20:00心霊【独占】フェラチオ中の女をハンマーで次々殺害「バイト募集キラー」と友人になった日本人学者が“本性”を暴露!のページです。サイコパス、ボクシング、ハンマー、連続殺人、フェラチオ、バイト、ハーヴィー・カリグナンなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで