「2017年にエイリアン来た」ハーバード大学教授が断言 やはりオウムアムアは宇宙人が作った

オウムアムアを観測したハレアカラ天文台。画像は「New York Post」より

 では、一体どうやってオウムアムアは加速したのだろうか? ローブ教授が考えているのは、ライトセイルと呼ばれる宇宙帆船だ。薄い反射シートを宇宙空間に広げ、太陽から流れ出る粒子を捕らえることで、何もない宇宙空間を高速で進む船である。これはすでに地球上で開発されている技術だ。

 さらにオウムアムアは実は葉巻型ではなく、厚さ1mm以下の円盤型だったと推測している。このように考えれば太陽から離れる際に見せた不可思議な加速を説明できるというのがローブ教授の主張である。

 では、この宇宙帆船は一体なんであるのか? これについてローブ教授は「宇宙のジャンク品」である可能性を指摘。遠い昔、異星人が使用していた宇宙のナビゲーションブイかもしれないという。海路でブイ(浮標)が航路を支持するように、宇宙航路のブイとして利用されていたかもしれないというわけだ。

 ローブ教授は、人類だけが宇宙で唯一の知的生命体だという偏見は放棄されるべきだと述べており、こうした地球外文明の遺物と考えられるものを探索することが宇宙人発見の近道だと考えているという。まだ学会では受け入れられていないローブ教授の大仮説だが、その賭け金は大きい。

オウムアムアはライトセイルだったのか? 画像は「New York Post」より

 そして、宇宙人の存在を思考することは人類の利益にもなるとローブ教授は指摘している。

「(宇宙人の存在を思考することは)私たちの視野を広げてくれるでしょう。人類が唯一の知的生命体でないとしたら、私たちは最も賢い子どもでしょうか? 戦争や気象操作で自らを絶滅に追いやった地球外知的生命体がいると分かれば、私たちはそれを教訓にし、より良く振舞うことができるでしょう。なのに、われわれは互いに争うために地球や他の大きく無駄なマイナスの物事に大量の資源を浪費するばかりです」(ローブ教授)

 宇宙人の発見は世界の分断を修復する最大の希望でもあるかもしれない。ローブ教授の今後の研究にますます期待したい。

 

参考:「New York Post」、ほか

TOCANA編集部

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