雷に二度打たれても死ななかった男、インドネシアの“小さいおじさん”…「ヒストリーチャンネル」のトンデモ映像特集が素晴らしすぎる!


■雷に二度打たれても死ななかった男

 続いては、雷に二度打たれても死ななかった男だ。場所はおそらく、中国。彼は突然雷に打たれ、派手に転倒してしまう。しかし、なんとか立ち上がることができた。と思ったら、数歩歩いたところで、またしても落雷。決してチャップリン演じる喜劇のワンシーンではない。

 雷が人間に落ちた場合、「リヒテンベルク図形」と呼ばれる、むごたらしい模様を身体に残すことがある。また、人によっては落雷で電気に対する免疫が向上し、致死量の電気に耐えられるようになるケースもあるそうだ。この男が感電を機にどんな肉体になったか不明だが、ハリスの協力者である大気科学者ディアナ・ヘンス博士がいい仕事をしてくれた。

 博士は、この男の周囲の樹木、建物に着目した。通常であれば、雷は人間よりも高い位置にある物体に最初に落ちるため、違和感を覚えたと話す。そして、映像が本物かどうか判断するため、異なるコンピュータで検証を行ったところ、見事に映像の矛盾を突き止めたそうだ。詳しくは番組をご覧になっていただければと思う。

「Daily Mail」の記事より


 念のために記しておくが、ハリスはエミー賞受賞のシリアスなジャーナリストであり映像作家だ。イギリスの石油流出事故、ハリケーン・カトリーナ、東南アジアの津波など、数々の大事件を取材してきた。ハリスは語る。「私はこれまで、地球上で最も大きなストーリーとされる事件をいくつもカバーしてきました。そして今『この世界は、はたして私たち人類だけなのか』という疑問に、まったく新しい方向から光をあて、答えを見つけたいと思っています」

 決して、コロナ禍で仕事が選べなくなったわけではないらしい。いつの世も、一般大衆の見たがるものを探してでも見せてやるのがプロフェッショナルの定めなのだ。

 偉大な作家G・K・チェスタトンも語ったではないか。「人が神を信じることをやめたとき、無神論者になるわけではない。“何でも”信じるようになるのだ」と。今がそのとき、かもしれない。

参考:「Daily Mail」、「HISTORY」ほか

文=佐藤Kay

佐藤Kayの記事一覧はこちら

※ 本記事の内容を無断で転載・動画化し、YouTubeやブログなどにアップロードすることを固く禁じます。

人気連載

danger
イタコ、霊媒、エロ祈祷…エログロナンセンスな超常現象ドキュメンタリー『恐怖・怪奇・悪霊 超常現象の世界』とは?

イタコ、霊媒、エロ祈祷…エログロナンセンスな超常現象ドキュメンタリー『恐怖・怪奇・悪霊 超常現象の世界』とは?

※こちらは2020年の記事の再掲です。 ――絶滅映像作品の収集に命を懸ける男・...

2024.02.27 08:00奇妙
青酸カリで人を殺すのは意外と難しい。推理小説のトリックは概ね間違いだった!?

青酸カリで人を殺すのは意外と難しい。推理小説のトリックは概ね間違いだった!?

【ヘルドクター・クラレの毒薬の手帳 第1回、青酸カリ/後編】  ※本記事は2...

2024.02.07 08:00科学
【毒薬の手帳】ググっても出てこない、青酸カリの本当の話

【毒薬の手帳】ググっても出てこない、青酸カリの本当の話

本記事は2015年に掲載された記事の再掲です。 【ヘルドクター・クラレの毒薬の...

2024.02.06 08:00科学
九州地方で正月に行われていた飲尿儀式の伝統があった!?

九州地方で正月に行われていた飲尿儀式の伝統があった!?

※本記事は2018年の記事の再掲です。 【日本奇習紀行シリーズ】 九州地方 ...

2023.12.30 08:00奇妙
龍のパワーを秘めた文字、「左回り」のエネルギーを得られる輪…今最強の波動グッズ3選

龍のパワーを秘めた文字、「左回り」のエネルギーを得られる輪…今最強の波動グッズ3選

不思議ジャーナリスト・広瀬学が渋谷クロスFMのラジオ番組のレギュラー出演者にな...

2024.03.19 16:30スピリチュアル

雷に二度打たれても死ななかった男、インドネシアの“小さいおじさん”…「ヒストリーチャンネル」のトンデモ映像特集が素晴らしすぎる!のページです。などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで

トカナ TOCANA公式チャンネル

UFO・宇宙人最新記事

UFOはすべて“USO”だった!?

UFO・宇宙人

エイリアンに精子を盗まれた男

UFO・宇宙人

“機密扱いのUFO映像”が公開中!

UFO・宇宙人