2021年版「いま地球上で最も危険なテロリスト」18人を公開! イスラム原理主義、白人至上主義… 超要注意人物の全名前と顔!
「The Counter Extremism Project (CEP)」は、2014年に元国土安全保障顧問のフランシス・タウンセンド、元コネチカット州上院議員のジョセフ・リーバーマン、元米国国連大使のマーク・ウォレスなどかつての米国政府高官によって発足した、テロの脅威を世界に伝える非営利、非政府組織である。CEPの専門家たちの任務は、イスラム過激派組織であるイスラム国の資金調達、そしてイスラム国が行っているオンラインでの兵士募集、宣伝活動を阻止し、その他にも世界にはびこる過激主義との戦いを支援することである。
そんなCEPが発表した2021年版の危険人物リストには、中東のテロリスト、悪名高いイスラム主義者、ネオナチ、白人至上主義者らの名前が連ねられている。2021年度、「地球上で最も危険な人間」と名指しされた18人を紹介しよう。
1. ハッサン・ナスララ(ヒズボラ事務局長)
ナスララ(60歳)は、レバノンのシーア派イスラム教徒のテロ集団「ヒズボラ」のカリスマ的リーダーであり、シリアのアサド大統領を支援するためにヒズボラから数千人の戦闘員をシリアに派遣している。
昨年9月に米国は、「ヒズボラ」はヨーロッパ全土でのテロ活動で使用するために、武器や爆発物を保持していると公に非難した。
2. アミール・ムハンマド・サイード・アブドゥル・ラフマン・アル・マウラ(ISISリーダー)
ハジ・アブドゥッラーとしても知られているアル・マウラ(44歳)は、ISISの最高指導者である。アルマウラは、2019年10月にISISの前最高指導者、アブ・バクル・アル・バグダディが米軍の軍事作戦により死亡した後、ISISの最高指導者となった。しかしISISの後継者として公式に彼の名前が浮かんだことは一度もなく、経歴には何かと謎が多い。
アル・マウラはシリアに潜伏していると考えられており、米国は彼に10億円を超える賞金を懸けている。
3. イスマーイール・ハニーヤ(イスラム原理主義組織「ハマス」指導者)
ハニーヤ(58歳)は、過激派グループハマスの指導者である。ハマスは1987年以来、自爆テロとロケットによる攻撃で、イスラエルに戦争を仕掛けてきた。欧米諸国の多くは、ハマスをテロリスト集団に指定しており、ハマスの政権参加を機に、パレスチナ政府への支援を停止した。
4. ベアーテ・チェーペ(ドイツの極右テロ組織メンバー)
「ナショナル・ソーシャリスト・アンダーグラウンド・オーガニゼーション(NSU)」は、ドイツの極右テロ組織で、「外国と外国人を敵視し殺戮する」ことを目的としたネオナチ系のテロ組織である。
NSUは2000年から2007年にかけて、ドイツ国内の州で10人を殺害し、2回の爆撃を行い、銀行強盗をした。NSUメンバーである46歳のチェーペは、殺人未遂、強盗の罪で終身刑を宣告され、現在は拘留されている。
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