一部の人が「死者の声」を聞きやすい理由が判明 意外な結果…やはり霊の声は思い込みではない!?
死者の声を聞くことができる人々は、他の人とどこが違うのか……。この度、英ダラム大学の研究でその違いが明らかになった。
科学ニュース「Science Alert」(1月18日付)によると、心理学者のアダム・パウエル氏ら研究チームは、イギリス降霊術者全国連合から透聴能力のある65人の霊媒師をリクルートし、比較群として143人の一般人をソーシャルメディアで募集した。
その結果、44.6%の霊媒師が毎日霊の声を聴いており、79%は日常的に霊の声を聴いていることがわかった。多くは自分の頭の中から声が聞こえてくると報告したが、31.7%は外から聞こえてくると報告した。また比較群に比べて、超常現象についてはるかに強い信念を持っており、他の人に自分がどう思われているのか気にする傾向が弱いことがわかった。
霊媒師は平均して21.7歳で初めて霊の声を聞く経験をしており、比較群に比べて精神的なタスクに没頭する力が高かった。また、霊媒師は幻覚のような体験をする傾向があることがわかったが、多くが最初の透聴経験の前にスピリチュアリズムに関心を持っていたわけではなかったという。
比較群でも精神的タスクに没頭する力が高い人は超常現象を信じ易い傾向にあったが、透聴能力は持たなかった。また、超常現象を信じている度合いと幻覚への感受性という点では両グループに差はなかったという。
以上の結果から、霊の声を聴く能力はピア・プレッシャー(仲間からの圧力)、社会的背景、超常現象への信念から来る被暗示性によるものではないと研究者らは結論した。
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2024.10.02 20:00心霊一部の人が「死者の声」を聞きやすい理由が判明 意外な結果…やはり霊の声は思い込みではない!?のページです。霊媒師、透聴、スピリチュアリズムなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで