世界の本当に怖いホテル6選! 16人不可解死のセシルホテルだけじゃない、殺人件数200ホテル、悪霊…
ストレスの限界が近づいている。広々とした空間で、思いっきり羽を伸ばしたい渇望が日増しに強まっていく。「パンデミックが去ったら、絶対に旅行に行ってやる!」と息巻く人々が筆者の周りにも少なくない。そんな本能的好奇心と刺激に飢えたツーリストに耳寄りなのが、海外で話題の猟奇的ホテルだ。
1.セシルホテル(米ロサンゼルス)
1927年の開業以来、少なくとも16人が不可解な死を遂げている。1962年に9階の窓から身を投げたポーリーン・オットンは、通行人を巻き添えにして不幸の連鎖を引き起こした。
また、1947年に起こった「ブラック・ダリア事件」の被害者エリザベス・ショート(享年22歳)は、事件の数日前に、セシルのバーで飲んでいたことが確認されている。その後、彼女のボディはロス近郊のレイマート公園で真っ二つに切断され見つかった。また、世紀の未解決事件エリサ・ラム事件が起きたのもここだ。
現在は「ステイ・オン・メイン」と名前を変えてリニューアルオープンしたものの、2013年2月にも不審死が勃発。エリサ・ラムが裸でホテルの水槽に浮いているところを発見された。行方不明となって数週間後に見つかったが、それは宿泊客が「水道水が変な味がする」とクレームしたからだそう。
2.ワールド・フェア・ホテル(別名「殺人城」、米シカゴ)
連続殺人犯H・H・ホームズは、自分が経営するホテルで200人の命を奪ったとされている。ホームズはゲストを効率よく処理するため、ガス管を部屋にこっそり配管し、中毒死させたという。出来上がった遺体は、地下室にこしらえた窯やアシッド風呂で処理するのに手間取らないよう、ダスト・シュートに投げ込んで時短に励んだという。極悪人は1896年に処刑された。
3.チェルシーホテル(米ニューヨーク)
1978年、セックス・ピストルズのシド・ヴィシャスの彼女だったナンシー・スパンゲンがバスルームで刺殺死体となって発見された。凶器のナイフがヴィシャスのものだったため、稀代のパンクアイコンは殺人容疑で起訴されることに。だが、裁判が始まる前に、ヘロインのオーバードーズで死亡した。21歳だった。この事件は、彼らにドラッグを売っていた男こそ真犯人なのではという噂もあるが、真相は永遠に闇の中となった。
4.スタンレーホテル(米コロラド州)
スタンリー・キューブリック監督のホラー映画『シャイニング』に登場するオーバールック・ホテルは、ロッキー山脈麓の当ホテルがモデルとなったことで有名だ。その原作者スティーブン・キングが217号室に宿泊したとき、超常現象に襲われ、それがきっかけで作品が生まれたという。実は、217号室には1911年の火災で亡くなったルーム係のエリザベス・ウィルソンの霊が取り憑いているとされ、ポルターガイストや冷気の流れなど数々の怪奇現象が報告されているそうだ。
5.アデルフィ(英リバプール)
多数のホテルスタッフが、地下室でビクトリア調のドレスを着た謎の灰色がかった婦人と、窓からぶら下がっている悪霊を見たと報告している。他にも、1960年代に荷物室のエレベーターに閉じ込められ死亡したページボーイのレイモンド・ブラウン(享年15)も含まれているという。
6. ザ・サヴォイ(英ロンドン)
大トリはラグジュアリーホテルの最高峰、ザ・サヴォイ。1923年、裕福なエジプトの若き王子ファハミー・ベイが、フランス人の妻マルグリットに部屋で射殺されるという凄惨な事件が発生。マルグリットは自分の銃で夫を3回撃ち、そのうち1回は背中に発砲したにもかかわらず、裁判では正当防衛を主張。まさかの無罪を勝ち取って、当時は世間を騒がしたそうな。
コロナ禍が収束した暁には、こんないわくつきホテルで、ゆったり過ごしてみるのも一興ではないだろうか。
参考:「Daily Star」ほか
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