【戦慄】ISSで“未知の細菌”が発見される! 低重力に絶え、細胞分裂を促進… 彼らは「地球に行く」のを待っている!

 宇宙空間で地球上の生物は独自の進化を遂げるのだろうか――。ISS(国際宇宙ステーション)内で新種の細菌が見つかったとして話題だ。

■ISS内で発見された3つの新種の細菌

 我々の身のまわりに生息する細菌や真菌は、比較的新種が発見されやすい“生物”とされるが、それはISS(国際宇宙ステーション)などの低重力環境でも例外ではない、ということなのだろうか。

 米・南カリフォルニア大学やNASAのジェット推進研究所をはじめとする研究チームが、2021年3月に「Frontiers in Microbiology」で発表した研究では、ISSから4つの細菌株が発見され、そのうちの3つは科学的に全く知られていない新種の細菌であったことを報告している。宇宙空間で細菌が独自の進化や変異を遂げている可能性はないのだろうか。

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「Science Alert」の記事より

 ISSで見つかった4つの細菌のうちの3つは2015年と2016年に確認されている。1つはISS内の研究室の頭上パネルで発見され、もう1つは観測用モジュールのキューポラに、さらに3番目は乗組員の食事用テーブル表面で見つかった。そして4つ目は、2011年に地球上にて回収された古いHEPAフィルタ(High Efficiency Particulate Air Filter)に付着していたという。

 これら4つの細菌株はいずれも、土壌と淡水に見られる細菌の仲間で、窒素固定と植物の成長に関与し、植物にダメージを与える病原菌を退治する働きがあるという。植物を栽培しているのであれば有用な優れた微生物である。

 ISSで暮らす宇宙飛行士は何年もの間、施設内でわずかばかりの植物を育ててきたので、科学者が植物関連の微生物を発見したのはある意味では納得できるものだ。

 そして研究チームはこれらの細菌の遺伝子配列を分析し、それらのうちの3つがこれまでに同定されていない細菌種に属していることを発見したのである。3つの新種の細菌株は「IF7SW-B2T」、「IIF1SW-B5」、および「IIF4SW-B5」と名付けられた。

 HEPAフィルタから発見された細菌株だけは「Methylorubrum rhodesianum」と呼ばれる既知の微生物種として特定された。

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「Business Insider」の記事より

■微小重力で生き残る遺伝子を特定

 これらの微生物がISSの中でどのような影響をもたらすか知るため、研究チームは4つの細菌株それぞれの遺伝子を使用し、宇宙の低重力条件で植物の成長を促進できるかどうか検分した。

「これは、微小重力条件下での植物成長の促進に潜在的に関与し、将来の長期宇宙ミッションのための自立した植物作物の開発に貢献する可能性のある遺伝的決定要因の特定にさらに役立ちます」と研究論文は言及している。

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