“速読第四世代”のルサンチマン浅川が速読の光と闇を全暴露!「速読の否定」は人類奴隷化計画だった!?

浅川:本当に速読をやりたいんだったら、新日本速読研究会の「ジョイント式速読法」が一番いいと思います。1980年代後半から1990年代前半にかけて、ジョイント式速読法が大ブームになって多くの人に認められたんですけど、それはやっぱりわかりやすくて効果があったからだと思います。

——速読を習得すると、速読できない人を見下すような気持ちになったりはしないですか?

浅川:いや、それはないですね。僕に関しては全くないです。むしろ、速読の方がちょっと世間からバカにされているから。

——そうですか?

浅川:そうなんですよ。速読をやっていると知ると「どのくらい速いの?」「じゃあやってみてよ」みたいな感じで言われるし。やっぱりなめられているんです。僕はそこをちょっと解消していきたいですね。

——確かに今でもネットニュースで「速読は存在しない」という記事が出てきたりしますね。

浅川:そう、あれが許せないんです! 僕はあれには本当に一番怒っているんです。さっき怪しい速読団体に怒っているっていう話をしましたけど、それ以上に怒っているのはそのことです。

 定期的に、半年に1回ぐらいのペースで「脳科学者チームの研究によると速読には意味がないことがわかった」とか、そういう記事が出て、コメント欄に「速読やっているやつはバカだ」みたいなことがいっぱい書かれたりするんです。あれは何なんだ、誰が得しているんだと。あれを書かせている何者かの陰謀を感じますね。

——アンチ速読派の陰謀ですか?

浅川:人類奴隷化計画ですよ。日本人をバカにするための計画かもしれないですね。だって、絶対に速く読めるに越したことないですもん。同じ理解量だったら、遅いより速い方がいいですよね。

 なんかいつの間にか「速く読む」ということが「雑に読む」っていうふうに置き換えられているんですけど、同じ理解度だったら速く読めた方がいいに決まっているじゃないですか。その論理のすり替えも気に入らない。

——あと、浅川さんからしたら、ご自分が実際に速読をやっているのに、速読自体が存在しないみたいに言われることが許せないんじゃないですか。

浅川:そうそう。ウソという前提で書かれているというのもちょっと腹立つし。本当に存在するぞと言いたいです。速読できるからって別にゆっくり読めなくなるわけじゃないですからね。選択肢が増えるだけなんですけどね。

——たぶん、普通の人は日常で速読できる人に会う機会がないんですよね。だから、もともと「本当に速読なんてできるのかな?」って疑っているようなところがあって。そこで速読が存在しないっていう記事を見ると「ほら、やっぱりな」って思うんじゃないですかね。

浅川:僕も普段は「速読やってます」なんて人に言わないですからね。仲良くなったら言いますけど。

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