“速読第四世代”のルサンチマン浅川が速読の光と闇を全暴露!「速読の否定」は人類奴隷化計画だった!?
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「速読こそ人生」であると断言する、芸歴16年、速読歴25年の速読芸人のルサンチマン浅川が『誰でも速読ができるようになる本』(平成出版)を出版した。そんな彼への連続インタビュー企画。第4回では速読業界の裏話や今後の展望について聞いてみた。
(前回はこちら)
——浅川さんは速読できる人を増やしたいという気持ちはあるんですか?
浅川:もちろんです。今回の本も、初心者の人が速読できるようになってほしいと思って本気で書いています。僕はオカルト自体は否定していないんですけど、怪しい団体が自分たちの宣伝のために速読を利用しているというのが許せないんです。
——速読業界にそんな団体があるんですか?
浅川:Aっていう団体があるんですけど。主催者の人が「宇宙パワー」とか言っていて、自己啓発セミナー的なにおいがプンプンするんですよ。一時期のオウム真理教と同じやり方なんです。入口と出口を変えているという。速読に興味を持って入ったら、いつの間にか「笑顔が大事」とか「宇宙パワー」って言われるっていう。そういうやり口が気に入らないんですよね。
——なるほど。
浅川:僕は速読本をたくさん出している七田眞さんという方が好きなんですけど、それは逆だからなんです。七田さんは純粋に自分の速読術をみんなに広めたいと思っていて、行き着いた先で「光」とか「エネルギー」とか言い出しているんです。これだったら理解できるし、格好いいんですよ。
でも、その怪しい団体は、自分のセミナーに引き込むための餌として速読を使っているというのが気に入らないんです。
——浅川さんとしては、自分の好きな速読が別のものを広めるための手段として使われていることが許せないわけですね。
浅川:それはありますね。だから、本の中でも、名前は出していないけどそのことは書きました。オウム真理教だって最初はヨガ教室だったわけでしょう。
——そうですよね。
浅川:ヨガ教室だと思って通っていたら、いつの間にか「ハルマゲドン」だとか言っていったわけでしょう。それがおかしいと思うんです。ヨガ教室はヨガを極めるためのものであってほしいし、やっぱり速読は速読なんですよ。
——ちなみに、速読業界の勢力分布って今どういう感じなんですか?
浅川:大きい派閥が何個かありますね。1つはアメリカから来た「フォトリーディング」というものです。日本では神田昌典さんが広めました。
それ以外で勢いがあるのは、さっき言ったAと、あとはBとCですね。Aは全国で教室を開いたりしています。Bに関しては◯◯系なので、裏のお金が結構そこに流れていると言われています。
Cは個人でやっている方なんですけど、速読が上手いというよりはマーケティングが上手いんですよね。自分のメルマガの登録者を集めて、そこに宣伝を打ちまくってるんです。
ネット上ではこの3大派閥が宣伝をしまくっているから、TwitterやYouTubeを見ていてもやたらと広告が出てきますね。ただ、僕はこの人たちはプロモーションは成功しているけど、速読法自体は大したことないと思っているんです。言っていることは浅いな、っていう。本当に面白いと思う速読本は、やっぱり個人が出しているやつなんですよね。マイナーだけどそういうのが面白いんです。
——例えば、初心者がゼロから始めて速読をできるようになりたいとしたら、どういうやり方がおすすめなんでしょうか?
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