風船爆弾、奇妙な姿の子供、宇宙人、日本人収容施設…ロズウェル事件と日本とのただならぬ関係とは?
オルタナティブサイト「Mysterious Universe」(4月10日付)が、2006年に公開されたFBI文書「Bacteriological Warfare in the United States(米国における最近戦争)」に掲載された興味深い事例を紹介している。
文書の対象期間は1941年から1950年。全1,783ページのうち、1,074ページが2006年まで機密解除されていなかった。動物の病気や死が、敵国や個人による細菌戦や破壊工作と理論的に関連している可能性についてのデータが豊富に収集されているが、その資料の多くは40年代にニューメキシコ州リンカーン郡で発生した不可解な病気と、それに伴う死亡事件に焦点が当てられている。
ニューメキシコ州公衆衛生局は、1938年にペストに感染した野生のげっ歯類が発見されてから、人への感染を警戒してきた。そして1949年8月1日、研究所に2例の感染例が報告された。タオス郡の10歳の少年とサンドバル郡の男性の臨床症状がペストに似ているとの電話があったのだ。タオスの少年は殺したプレーリードッグに寄生していたノミから、サンドバル郡の男性は農作業中に殺したリスのノミから感染したと考えられた。
同年11月5日にはリンカーン郡フォート・スタントンの7歳半の少年がペストのために死亡した。後に死亡した少年の家の納屋で死んだリスが発見されている。
遂に死者まで出したペストの流行だが、その発生源として米空軍特捜部は、日本の関与を疑った。ペストのヒトへの感染はノミに噛まれたり、感染した動物に襲われたりしたことが原因であるが、ペスト自体はニューメキシコ州のリンカーン郡で、日本の気球を使って意図的に放出されたのではないかという見解があったのだ。大戦末期、日本軍は風船爆弾を米国本土に向けて飛ばすという破れかぶれの作戦を実行した。45年5月にオレゴン州で不発弾に触れたピクニック中の民間人6人を爆殺した他、大きな戦果は報告されていないが、米空軍は、日本軍は風船にペスト菌に感染したノミなどの昆虫をリンカーン郡に撒き散らし、4年がかりで動物に定着し、ヒトに感染、フォート・スタントンの少年を殺したと考えた。
フォート・スタントンにはもう1つ日本に関係する奇妙な話がある。ロズウェルUFO墜落事件の研究者であるジョン・A・プライス氏は、ロズウェルから約24キロ離れたハガーマンという町のある敷地で外仕事をしていたところ、子どもたちが作業をしているプライスを見に集まってきたという。そこには身体障害を持つ子供が暮らす施設があると言われていたが、子供たちは身体障害を持つようには見えず、プライス氏は知的障害者施設に違いないと考えたそうだ。ところがその中に身長1.2mほどの奇妙な2人組がいるのに気づいたという。その2人は毛髪がなく、耳や鼻は極端に小さかったそうだ。
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