ビル・ゲイツが仮想通貨のマイニングのために人類の脳波を読み取る!? 謎の特許判明、コロナ禍の陰で“最恐の陰謀”判明!
世界を覆うコロナ禍の陰で進行している“計画”があるという。それは完全なる管理社会の実現である――。
■脳波で仮想通貨をマイニングできる技術
ジョージ・オーウェルのSF小説『1984年』には正体不明の指導者である“ビッグ・ブラザー”が登場する。物語の舞台となる街の至る所に監視カメラが設置され、「ビッグ・ブラザーがあなたを見守っている」というスローガンがポスターやスクリーンで表示されている描写があることから、ビッグ・ブラザーは超管理社会のアイコンにもなっているのだ。
個人のあらゆるデータを収集して管理する超管理社会だが、近い将来には我々の脳波すらリアルタイムで把握される事態が待ち受けているかもしれない。マイクロソフトが実に不気味な技術の特許を申請しているのである。
昨年3月26日、マイクロソフトが世界知的所有権機関(WIPO)に出願した特許の内容が公開されている。その名称は「身体活動データを利用した暗号通貨システム(Cryptocurrency system using body activity data)」というもので、身体活動や脳波で仮想通貨を“マイニング”できるという驚きの技術だ。
ビットコインなどの仮想通貨(暗号通貨)は購入する以外にもマイニング(採掘)でも獲得できるのだが、このマイニングを個人で行うには所有しているパソコンのパフォーマンスに過剰な負荷をかけ、消費電力も甚だしいなどのさまざまな問題がある。しかし、マイクロソフトが特許出願したこの技術は、なんと人間の身体活動のデータでマイニングを行うという奇想天外なものだ。
同社によれば「ユーザーが広告の表示や特定のインターネットサービスの使用など、情報サービスプロバイダーが提供するタスクを実行するときに、ユーザーから発せられる脳波や体熱」をマイニングのプロセスに活用するもので、具体的には広告表示やソーシャルメディア、検索エンジン、電子メール、ウェブサイトへのアクセス、チャットボットの使用など28ものタスクがリストアップされている。
これは、たとえば各種のセンサーを装着したユーザーがある指定された広告を見た時、脳波を含む身体活動データが送られ、確かに見たのだと承認されれば仮想通貨がもらえるシステムである。
■再浮上する“マイクロチップ陰謀論”
身体活動をリアルタイムで把握するセンサーには赤外線センサー、心拍数、熱カメラ、MRIスキャナーなどが含まれる可能性がある。体温や脳波の他に、臓器の活動や体液の流れなどもモニターされるという。
これはもちろんマイニングのための技術であり、情報収集が目的の技術ではないのだが、不気味な動向であることは確かだろう。脈拍を常時計測するアップルウォッチの普及も進んでいるが、常に脳波のデータが収集される日もそう遠くないのかもしれない。
そして脳波を含む身体活動をモニターするセンサーこそが“マイクロチップ”であるという“陰謀論”もあるようだ。体温や脳波を測定する機器を装着するのはそれなりに面倒だが、マイクロチップを埋め込みさえすればそんな手間が省けるのだとしたら、チップの埋め込みを望む者が出てきたとしても不思議ではない。
そのような形で人々に抵抗なくマイクロチップの埋め込みが普及していくのだとすれば、超管理・監視社会ここに極まれりということになりそうだ。
参考:「GreatGameIndia」、「Australian Computer Society」、ほか
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