菅義偉総理が税金を使って日本の評判を下げに行ったといえる理由! コロナ、東京五輪、日米共同声明…ジェームズ斉藤解説
──そうでした。そもそも菅さんが訪米したのは東京オリンピックの開催をアメリカに認めてもらうためだったはずです。
ジェームズ アメリカとしては東京オリンピックよりも来年22年北京で開催する冬季オリンピックのボイコット問題がありました。ウイグルの人権問題が解決しないと北京にはいかないという動きで、アメリカ側からは日本もボイコットに参加するよう要請があったんです。それに乗っていたら、アメリカ側も東京オリンピックを支持したかもしれません。しかし、これも菅総理は逃げました。菅総理が逃げられたということはバイデン政権も本音では北京五輪をボイコットしたくないんです。しかし、米国内の人権派がうるさいのでボイコットと言っているのですが、日本が拒否したのを幸い、共同宣言から抜いてしまったのです。つまり、菅総理の態度はすべてアメリカ国内的な言い訳に使われました。
──東京オリンピック開催のチャンスまで潰したんですね。結局、税金使って何をしにいったんだろう?
ジェームズ 日本の評判を下げにいったとしか私には思えません。特に今回の会談で一番問題だったのは首脳会談後の記者会見でした。菅総理に対してアメリカ人の記者が「コロナの感染者数が増えている日本でオリンピックを開催するのはあまりにも無責任過ぎないか」と聞いてるんです。これはまっとうな質問で、菅総理は日本のリーダーとして世界に対して説明責任がありました。バイデン大統領も菅総理にアイコンタクトを送って、明らかに回答を促していました。テレビカメラも菅総理の顔を捉えて全世界が注目した瞬間でした。しかし、日本の総理は「次、共同通信の新冨さん」と逃げたんですよ。結局、準備したペーパーの棒読みに撤し、事前に擦り合わせがされていない質問は、平気で無視しました。末期認知症持ちのバイデン大統領でも何も見ずに全て回答しています。今回の失態は、通常の外交儀礼ではあり得ないことを平気でする「外交の菅」を世界に曝け出した瞬間でした。ですから、今回の首脳会談の結論は、菅総理はなりふり構わず逃げ切ったに尽きます。
──日本人は無責任だというのを世界に広めただけと。それが会談の成果ですか!?
ジェームズ そうですね。菅政権はチャイナマネーでズブズブ、バイデン政権も対中政策は本気じゃないというのを世界に示しただけでした。しかも、今回の日米首脳会談が日本側の無責任論だけで済ますことができないことです。実は、菅官邸も「外交ど素人」のスガーリンの初の訪米を補佐するため、総理訪米前に私のところにも対米外交の知恵を求めてきました。米国は現在の米中対立において日本には「米国か中国か」の二元論的選択を求めています。そこで当然、米国側につくことを助言しましたが、あろうことか、官邸側が私の発言内容を「現在の中国との関係を維持しながら日米同盟の改革を図る」と書き換えていたのです。一連のやり取りは私の身元が判明するため、詳しくは明かせませんが、日本政府の官僚レベルまで中共の工作活動が深く浸透している事実を目の当たりした時はさすがにショックでした。今回の日米首脳会談は中共の工作活動の凄まじさを再確認するという皮肉な結果に終わりました。日本では解散の風が流れ始めていますが、今度の総選挙では日本の皆さんは自国の民主主義の未来が試されていることをよく認識してください。
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2024.10.02 20:00心霊菅義偉総理が税金を使って日本の評判を下げに行ったといえる理由! コロナ、東京五輪、日米共同声明…ジェームズ斉藤解説のページです。中国、米国、菅義偉、ジョー・バイデン、日米共同声明などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで