SEX前に互いの糞便を全身に塗りたくる男と女…! 西日本に実在した「スカトロ村」の伝統に秘められた“深い意義”を元村民が激白!
【日本奇習紀行シリーズ 西日本】
昔から「蓼食う虫も好き好き」という言葉があることからもわかるように、とかく、男女の仲というのは、傍目には理解し難い要素を少なからず孕むものであるようだ。
「なんだろう、ああいうことをして、興奮するとか、そういう変な意味じゃないのよ。あくまで相手をね、見極めるための手段というか、そういうもんじゃないかな」
かつて西日本のとある沿岸地帯にポツリと佇む小さな漁村を舞台に行われていたという、一風変わった男女の営みについてそう語るのは、当地で長らく漁業関係の仕事に従事してきたという、田河透さん(仮名・87)。なんでも田河さんの話によると、その昔、当地で暮らす男女たちは、現代の世に暮らす我々からすると、にわかに信じがたいようなマニアックなプレイを嗜んでいたのだという。
「まぁ、大した話じゃないし、普通のことだと思うんだけどね、要はね、ナニをする前にさ、糞をね、塗りたくるの。そう、お互いに出し合ったものをね。それをしあってからじゃないと、相手を信用できないものだからさ。な、ありふれた話すぎて面白くもないだろ?」
長年に渡って当地で暮らしてきた田河さんにとっては、“普通”であるというこのプレイ。当然のことながら、現代の我々にとっては“普通”でもなんでもなく、一体何を基準に“ありふれた”などと言うのか理解に苦しむ内容であることは言うまでもないが、それでも田河さんは、語気を強めて“普通”だと力説する。
「だって、みんな口では好きだのなんだのといくらでも言えるし、平気で嘘もつけるだろ。だけどお互いに相手の糞まみれになったら、嘘もおべんちゃらもないわけ。だからみんな普通にそういうことをして、ちゃんと相手を見極めてさ、体の関係を持ったっていう。なにせここいらの人間は、昔から根が真面目なもんだからね」
たしかに、世界全体の歴史を紐解けば、こうした特殊な営みを行っていたという事例は、その内容に多少の違いこそあれど確認できることも事実であるし、そこで暮らす人々がこうした“特殊なプレイ”でさえも“普通”であると認識してしまうことも頷けるが、それがこと日本を舞台にしたものとなると、そう多くの事例があるものでもないだけに、なんとも興味深いところである。
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