コロナ感染なのに会社を休ませてもらえない男! 酸素ボンベに繋がれ出勤強要… 「人命軽視」で大炎上も意外な展開に!
インドでは、コロナウイルス変異種による大混乱が起きている。コロナ感染後、回復しつつあったインドの銀行員は、休暇を拒否され、酸素ボンベに繋がれた状態で、強制的に出勤させられたと自らの姿をツイッターに投稿した。
■コロナ療養でも出勤を強制された従業員が内部告発! しかし…
この「事件」は5月25日、ジャールカンド州ボカロにあるパンジャブ国立銀行の支店で起きた。同支店のマネージャーであるアルビンド・クマール氏は、口もとに酸素マスクを着け、家族の助けを借りて職場に現れた。
彼の家族が撮影したビデオの中で、彼は上司から休暇を拒否されたと憤っている。クマール氏はまだ生命を脅かす状態から回復している途中にもかかわらず「仕事に来なければならなかった」と述べている。
クマール氏が投稿したこのビデオは、1週間以上オンラインで流布され、ソーシャルメディアで人々の怒りを巻き起こした。
クマール氏は「感染が肺に広がったため、完全に回復するまでに3カ月かかると医師は言っています。なぜ私は嫌がらせを受けるのですか?」と、インドのオンライン・ニュース「Livehindustan」に語った。
「Livehindustan」によると、クマール氏の家族は彼が仕事に来なかった場合、給料を差し引くと脅されたと主張している。長引くコロナ・パンデミックによって荒廃したインド社会で、このビデオは国内外の人々の怒りを買い、パンジャブ国立銀行は大批判を浴びた。
しかし、銀行側もすぐに反撃を開始し、クマール氏が芝居をしていると非難した。
銀行が発行したプレスリリースには「クマール氏は許可なしに2年間欠勤したまま」であり、また「クマール氏は、銀行管理職と銀行を中傷するために、この『ドラマ』を作り上げた。当従業員は辞表を提出したようだが、彼の不良資産ローン口座に関し、銀行の内部調査に直面しているため、受け取りを拒否された」と書かれている。
銀行は「これはクマール氏が彼に対する告訴を取り下げ、彼の不良資産ローン口座の回収手続きを停止するために採用した圧力戦術である」と述べた。
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