小山田辞任、小林解任は「意識高い系ビジネス」の終わりの前兆!? 見た目だけつくろった意識高い系のバカが淘汰される
サロンには定期的に意識の高い人の人脈で、「友人の意識の高い有名人」が月に一回やってくる。彼も主催者とは違った専門領域から意識の高い課題を出す。
「なぜヴィーガンがムーヴメントになっているのか?それは動物愛護からではなく地球温暖化を防ぐためなんだ」
といったような、一段意識が高い視座から語りかけ、
「一週間でいいからヴィーガンの生活を体験してほしい。地球温暖化を抑えるためにどれほどの苦労をすることになるのか体感できるはずだ」
といったさらなる自己投資が必要な課題を出して彼は去る。
結果的に、さまざまな意識の高い人の真似をする課題を毎月与えられ、お金を使い、見た目はどんどん意識の高い人に似てくる。SNS上ではそういった形で接触したことがある意識の高い人のフォロワーとなり、今でも人脈がつながっているように錯覚するようになる。
こうして元締として数百人の「意識の高い系会員」を集めることができれば、月収数百万円を得て生活が安定する。これが「意識高い系ビジネス」の成功者のビジネスモデルである。
■意識高い系の終焉?
ところが近年、このビジネスモデルに暗雲が立ち込め始めている。ひとつはこの十年間で「意識高い系」というレッテルが侮蔑の言葉として広まったことだ。見た目だけつくろったバカのイメージが強くなり、意識高い系を目指さない人が増えてきた。
同時に教祖となる「意識の高い人」が行ってきた過去や現在の愚行がSNS上で暴かれるようになってきた。自分が働かなくてもサロンから年収数千万円が得られる意識の高い人同士が恵比寿に集まり、クスリをやり、ゲームとやらをやり、あげくの果てに死者や逮捕者を出す。
実は現在サロンで成功する意識の高い人の大半が、脛に傷持つ過去を持っている。
「いやいやオレ、あの○○さんに認めてもらった人ですから」
と吹聴していると、ある日、肝心の○○さんがひどいいじめの過去を持っていた過去が暴かれて、周囲から○○一味のレッテルを貼られるようになる。これまでカネ集めに成功していたオンラインサロンビジネスモデルにはにわかに暗雲が立ち始めたのである。
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2024.10.02 20:00心霊小山田辞任、小林解任は「意識高い系ビジネス」の終わりの前兆!? 見た目だけつくろった意識高い系のバカが淘汰されるのページです。小山田圭吾、小林賢太郎、意識高い系などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで