「ダークエネルギーの正体は宇宙人の量子コンピュータ説」が浮上! エイリアン文明の仮説がやばい
■科学の進歩のために風変わりな思考実験が不可欠
アレクサンダー氏によれば、これまでの科学の歴史において風変わりな思考実験が不可欠であったが、その要点は奇妙さそのものにあるのではなく、珍しいアイデアが我々の思考の曖昧な余白に光を当てることが期待できることにあるという。
風変わりな思考実験は「シュレーディンガーの猫」のように人々を混乱させたりすることにあるのではなく、最終的にはそれがより理にかなっていて、曖昧さがより少ない考え方を見つけ出すことにあるということだ。
それゆえにここで検討したい奇妙な概念は、地球外生命体の探索についてラニアー氏と議論したことから端を発したという。宇宙でエイリアンの兆候を探すにはさまざまな方法があり、通常は天文学的観察が主流であり、電波望遠鏡や宇宙望遠鏡のアップグレードも常に求められている。
しかしアレクサンダー氏とラニアー氏が検討した思考実験では、別のはるかに劇的な可能性を検討したのである。
きわめて大容量の量子コンピュータを実行している多くのエイリアン文明があると仮定してみることで、実に奇妙な問いが生まれてくるのだ。それは「極端な量の非常に離れた量子計算は、天文学的に観測可能な効果をもたらすでしょうか?」というものであったり、「我々人間は、夜空を注意深く調べることによって、量子コンピュータでいっぱいの宇宙の証拠を見ることができますか?」という質問であったりするという。
そしてこの思考実験には人間社会への実用的な見返りもあるということだ。それは重力と量子情報の間の最もあり得そうな関係について我々がどのように考えるかを明らかにするのに役立つというのである。
はたしてエイリアンはこの宇宙を膨大な数の量子コンピュータでVR空間に変貌させているのだろうか。このユニークで壮大な思考実験が今後どのような展開を見せるのか注目していきたい。
参考:「Wired」ほか
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