アシッドアタックで顔面が溶けた美人女子大生
アシッドアタックで顔面が溶けた美人女子大生! アジア系に対する憎悪と戦い抜く覚悟=米

米ニューヨーク州エルモントで昨年3月17日夜、女子大生が強酸を顔にかけられ、生死にかかわる重度の火傷を負うアシッドアタック事件が起こった。
事件当日の午後8時30分頃、ホフストラ大学の医学部進学課程に通うナフィア・イクラムさん(22)は、実家に続く私道を歩いていた。すると何者かが彼女に駆け寄り、バッテリー液とみられる強酸を投げつけた。イクラムさんは顔と首、手にひどい痛みを感じ、助けを求めて叫んだ。このとき酸が口の中に入り、彼女は呼吸するのも困難となった。イクラムさんのもとに駆けつけ救助を行った両親も手と腕に火傷を負った。

イクラムさんは事件後15日間を病院で過ごした。その間、食事をすることも、話すこともできない状態が続いた。退院後も6か月間にわたって、目や鼻、唇、顔の手術を受け続けてきた。アシッドアタックで溶けたコンタクトレンズが目を傷つけたため、イクラムさんの視力は現在も回復していない。彼女の医療費をまかなうために開設されたGoFundMeキャンペーンでは、35万ドル(約4千万円)以上の寄付が集まった。

ナッソー郡警察とFBIは、事件を解決するために共同で捜査を続ける。防犯カメラの映像から、加害者が男で、身長183センチ、痩せ型、黒いフード付きのスウェットシャツを着て、手袋をはめた手に白いカップを持っていたことが判明した。また、赤い日産アルティマで現場から逃走したとされる。警察によると、イクラムさんと彼女の家族には誰かに恨まれる覚えはないという。FBIは情報提供への報奨金を当初の金額から4万ドル(約455万円)に倍増させた。

イクラムさんがパキスタン系アメリカ人のイスラム教徒だったことから、事件はヘイトクライム(人種や宗教などに対する憎悪を動機とする犯罪)である可能性が指摘され、エルモントでは今年4月にデモも開催された。アジア人や黒人のコミュニティと連携したデモ隊は、有色人種の女性に対する攻撃が頻発している事実を強く訴えた。
「私はただ自分の人生を生きていました。自分のすべきことをしていただけです。それなのに、どうして私は誰かにこのようなことをされなければならなかったのでしょうか? 何が彼らをそんなに怒らせたのでしょうか? 私にはわかりませんが、今回の事件は非人道的です」
イクラムさんはこのように苦悩しつつも、人々の暖かいサポートに感謝し、前向きに生きることを忘れない。「もう生きていたくないと思うほど苦しい日が続きましたが、それ(世界中の人々が手を差し伸べてくれたこと)によって心が温まり、立ち止まってはいけないと思う動機になっています」と語る。

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