【警告】最近の有感地震・噴火連発は「巨大地震の前兆」だ!! ラニーニャ現象、夏の猛暑… 3.11と同じコース!
■猛暑後に大地震
また、猛暑を記録した夏の後では、翌年にかけて日本で大地震が多くなる傾向にあることが、筆者や他の科学者の研究でわかってきた。
2010年の夏は観測史上最高気温を記録するなどの猛暑となり、気象庁は異常気象と認定した。すると翌年3月11日、東日本大震災が発生したことは記憶に新しい。また、昨年夏も記録的猛暑となり、昨年10月の記事で大地震に注意を促していた。するとその後、今年2月13日に福島県沖地震(M7.3、最大震度6強、死者1人)が発生した。
そして今年の夏もまた北日本を中心に記録的な猛暑となり、関東でも8月上旬まで各地で記録を更新した。さらにラニーニャ現象が発生したわけだが、すでに10月7日に千葉県北西部地震(M5.9、最大震度強)が起きている。ここ最近は各地で有感地震が頻発している印象もあるが、日本は今「猛暑の後」と「ラニーニャ発生」で二重に地震に注意が必要な時期にあるのだ。
■海洋・気象現象を重視せよ
そしてもう一点、これも前述の昨年10月の記事で書いたが、大規模な地震の発生直前には当地で気温の急激な変化が起きることがある。たとえば10月7日の千葉県北西部地震の際には、震源となった千葉市で、地震3日前に最高気温がピークに達し、その後に急落。地震当日には(前後数日と比較して)最低レベルまで下がっている。このような急激な気温変化が見られた際には、その地域で大きな地震が起きることを警戒すべきだろう。
海洋現象や気温などの気象現象と地震発生の関係については、現在の地震学ではあまり考慮されないようだ。だが、海外や日本の一部の科学者はその関連性について言及している。たとえば武蔵野学院大特任教授の島村英紀氏(地震学)は、こう語る。「前日との寒暖差や昼夕の寒暖差が、地震の引き金を引くことはあります。地面は膨張と収縮を繰り返していて、気温の変化はその活動に影響すると考えられるからで、5月のように寒暖差が激しい季節は、すでに地震発生のエネルギーがたまっているエリアで、急激に気温が上昇したり、下降した場合、地震を引き起こすリスクがあります」(日刊ゲンダイ、2019/5/17)
東日本大震災は、ラニーニャ現象が春に終息する直前の悲劇だった。地震と気象・海洋現象の関係については、多くの人命にかかわることだけあって、しかるべき機関が研究の対象としてもらいたいものだ。
参考:「Bloomberg」、「CNN」、「Yahoo!JAPANニュース」、「日刊ゲンダイ」、ほか
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