「エイリアン」と呼ばれて罵られる赤ん坊の苦難! 見捨てられた母子を救えるか?=ルワンダ

頭の形が普通とは違うため、周囲から「エイリアン」と呼ばれていじめられている赤ん坊がいる。彼は、ルワンダに住むバジェネザ・リベリタさんの息子である。
医師をはじめとする周囲の人々は赤ん坊を見てショックを受け、何も言えなかったという。バジェネザさん自身も最初は信じられない気持ちだった。何人かの子供を出産した経験があるが、どの子供にも問題がなかったからだ。バジェネザさんは現在、赤ん坊が健やかに生き延びることができるかどうかを心配している。
バジェネザさんの夫は、妻と息子を見捨てた。夫は妻に「自分はモンスターを生んでいない。おまえはその赤ん坊を、それを寄越した悪魔のもとへ返してこい」と罵った。バジェネザさんは夫が冗談を言っていると思った。しかし、現実は過酷だった。夫は妻を病院に置き去りにしたまま戻って来なかったのだ。

バジェネザさんはシングルマザーとして苦労の多い人生を歩むことを決意した。他の子供たちの食事を用意し、学費を支払うのにも困難を伴った。なぜなら、最近まで彼女は働いていなかったからである。
さまざまな問題が発生するため、バジェネザさんは泥の中をはいずり回るような思いをしてきた。赤ん坊の状態も日に日に悪化していった。赤ん坊を病院に連れて行っても、医師らは驚くばかりで、まともに医療な治療や支援を行おうとしなかった。医師から「できることが見つかったら電話する」と言われ、バジェネザさんは何カ月も電話を待った。しかし、電話はかかってこなかった。
バジェネザさんと話をしたがる者はいないどころか、誰もが赤ん坊を見た瞬間に逃げ出していく。赤ん坊は「エイリアン」「モンスター」と呼ばれて恐れられ、誰一人として近寄ろうとはしない。

赤ん坊はいつも激しい痛みに苛まれて泣き叫び、バジェネザさんは何もできないことに心を痛めている。しかし、誰もバジェネザさんを助けないどころか、彼女に何をすべきかを教えようとすらしない。
バジェネザさんはかつて小さな都市に住んでいたが、孤立無援となり生活していけなかったため、都市から何百マイルも離れた故郷の村へと引っ越した。この村には彼女の両親らが住んでおり、赤ん坊を助ける手がかりをつかめるのではないかと期待した。経済的な理由から、他の子供たちは都市へと残してきた。とにかく赤ん坊を助けたい一心だった。

村人たちはバジェネザさんを気の毒がった。そして、このままではただ絶望があるだけで何も得られず、バジェネザさんの人生が壊れてしまうからという理由で、赤ん坊を殺すようアドバイスした者までいたという。しかし、バジェネザさんにそんなことはできなかった。むしろ、赤ん坊のためにできることは何でもしようと決意を固めたという。

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2024.10.02 20:00心霊「エイリアン」と呼ばれて罵られる赤ん坊の苦難! 見捨てられた母子を救えるか?=ルワンダのページです。悪魔、エイリアン、赤ん坊、クラウドファンディング、標葉実則、ルワンダなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで
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