【閲覧注意】手やペニスの皮が“全剥け”しても修復可!! 医学誌掲載の驚異的「デグロービング損傷」再建手術事例
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交通事故や機械に巻き込まれる事故で皮膚が剥がれてしまう外傷を「デグロービング損傷(広範囲皮膚剥脱)」という。学者の多くが長年、デグロービング損傷の修復に尽力してきたが、これらが必ずしも成功するとは限らない。一方で、技術が発展したことで、修復に成功した事例も増えてきた。
医学誌「Dove Medical Press」には、手のデグロービング損傷を修復した事例を報告する論文が掲載された。35歳男性が印刷機に右手を挟まれてデグロービング損傷を負った。遠位前腕から指先にかけて皮膚の剥離が見られたが、親指や関節、腱、神経などはほぼ無傷のままだった。さらに、剥離した皮膚も無傷だった。手術では創面切除と血管移植が行われ、6本の静脈が吻合された後、圧迫包帯が施された。手術時間は約7時間で、手術は10年以上の経験を有する外科医から成る2グループによって行われた。
皮弁(移植した皮膚)は術後に治癒し、皮弁壊死の兆候は見られなかったが、腫れは半月続いた。さらに、手の平の皮膚の部分的な壊死が観察され、包帯を変えても存続したが、壊滅的な合併症は観察されなかった。手術の10日後にリハビリテーショントレーニングが開始され、その後腫れは徐々に消えていった。2年後には、手のひらと甲の皮膚の良好な肌合いも観察された。指の感覚機能はグレードS2~S3にまで回復した。
さらに珍しいデグロービング損傷の修復として、真空シール排液法を利用して男性器のデグロービング損傷を修復した事例が医学誌「Plastic and Reconstructive surgery」に掲載された。59歳男性がグラインダーの操作中に衣服を巻き込まれて負傷。5時間後に形成外科へ入院となった。陰茎と陰嚢の皮膚は完全に引き裂かれ、精巣と陰茎の全体が露出していた。陰嚢はごくわずかしか残っていなかった。両側の精巣と精巣上体は精索だけでつながっていた。勃起組織や尿道、精巣は損傷していなかった。
尿道カテーテル挿入後、全身麻酔下で手術が実施された。感染症の可能性を考慮して、会陰部は通常の生理食塩水と過酸化水素で十分に洗浄され、壊死組織は切除された。両側の陰部大腿皮弁(2×5センチ)を両側の陰嚢の再建のための皮弁とした。左陰嚢に皮弁を縫合し、皮弁をスライドさせることで陰嚢を再建した。次に、陰茎と陰嚢のごく一部を含む残りの傷を、左内側大腿部から採取した皮弁で覆った。最後に、勃起状態の男性器と陰嚢に真空シール排液法を適用。3カ月後に男性器は完全に治癒し、性器としての機能に影響を与えない軽度の傷跡が残っただけだった。
手足だけでなく、男性器のデグロービング損傷ですら、現代の医療では修復できる可能性が高い。皮膚が剥がれてしまっても諦めず、速やかに医療機関での治療を受けることが大切である。
(文=標葉実則)
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