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【警告】西日本で超巨大地震が迫っている!? 阿蘇山や黒潮が示す“ヤバい兆候”と恐怖の法則

2022.01.13 12:00

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　昨年10月20日に阿蘇山が噴火し、その4日後に台湾付近でM6.3の地震が発生した。実は、過去このように短期間のうちに阿蘇山噴火と台湾地震が連続するケースは多く起きていた。さらに、阿蘇山噴火、台湾地震に続いて西日本で大地震が続いた事例も確認されており、十分に注意しなければならない状況にある。

■地震が増えている

　昨今、世界的に地震の発生頻度が高まっているようだ。たとえば、2020年1月1日～10月31日に起きたM3.0以上の地震は333回だったのに対し、2021年の同じ期間・規模では414回と増えていた。特に「リング・オブ・ファイア」こと環太平洋火山帯の西半分で地震が頻発している。下記の図は2021年1月～10月にかけて環太平洋火山帯で起きたM6.0以上の地震の分布を示すが、西半分で多くなっていることがわかる。

【警告】西日本で超巨大地震が迫っている!? 阿蘇山や黒潮が示すヤバい兆候と恐怖の法則の画像1 — 画像提供＝百瀬直也

　また、日本国内に目を向けると、地震増加に呼応するように被害地震も頻発している。昨年だけでも2月13日に福島県沖（M7.3）、3月20日に宮城県沖（M6.9）、5月1日に宮城県沖（M6.8）、10月6日に岩手県沖（M5.9）、10月7日に千葉県北西部（M5.9）など、かなり増えてきた印象だ。

■「台湾―西日本地震連鎖の法則」に恐怖のアップデート

　2018年の記事で筆者が発見した「台湾―西日本地震連鎖の法則」だが、台湾で大規模な地震が起きると、半年以内に西日本で大地震が起きることが非常に多い。加えて、今回の筆者の調査でわかったのは、その連鎖に阿蘇山の噴火も含まれるということだ。

　昨年10月20日に阿蘇山が噴火し、その4日後の24日に台湾付近でM6.3の地震が起きたが、前述のように同様の連鎖は過去に数多く見られ、さらにその後で西日本の周辺で大地震が続くことも少なくない。以下の過去の例を示す。なお、黒潮大蛇行が発生していた期間は、それも併記する。

【大蛇行】1934年3月1日～1944年前半（約11年間）
1934/07/16：阿蘇山噴火
1934/08/11：台湾北東部、M6.3
1934/08/18：岐阜県美濃中西部、M6.3、最大震度4
1934/09～：昭和硫黄島海底噴火

1935/04～：阿蘇山噴火
1935/04/20：台湾・新竹・台中地震、M7.1、死者3276人
1935/07/11：静岡地震、M6.4、死者9人
1935/07/17：台湾、新竹、M6.2、死者44人

1944/01～：阿蘇山噴火
1944/02/05：台湾・花蓮沖、M6.5、死者13人
1944/12/07：昭和東南海地震、M7.9、死者・不明者1,223人

【大蛇行】1953年7月9日頃～1955年12月頃（約2年6カ月）
1955/06/05：台湾北東部、M6.2
1955/06/24：択捉島南東沖、M6.2、最大震度1
1955/07/25：阿蘇山噴火
1955/07/27：徳島県南部地震、M6.4、死者1人

【大蛇行】1959年5月～1963年5月頃（約4年間）
1963/03/04：台湾北東部沖、M6.3
1963/03/27：若狭湾、M6.9、最大震度5
1963/04/21～：阿蘇山噴火
1963/05/08：茨城県沖、M6.1、最大震度4

【大蛇行】1975年8月～1980年3月（約4年8カ月間）
1978/07/29～：桜島噴火
1978/09/02：台湾北東部沖、M6.1
1978/09～：阿蘇山噴火
1978/09/11：宮古島近海、M6.0

【大蛇行】2017年8月下旬～（4年2カ月以上）
2021/08/13：福徳岡ノ場、海底噴火で新島形成
2021/10/08：桜島南岳爆発
2021/10/20：阿蘇山噴火
2021/10/24：台湾北東部沖、M6.3、最大震度2
2022/XX/XX：????

■黒潮大蛇行と関係も!?

　こうして見ると、台湾地震・阿蘇山噴火・西日本の大地震の連鎖は、黒潮大蛇行の発生中に起きるケースが非常に多いようだ。なぜこのようなことが起きるのか現時点で説明するのは難しいが、黒潮大蛇行は厳冬や日本海側の豪雪などの気象にも影響を与えることが最新の研究でわかっている。黒潮は台湾の東沖から日本の南岸へと流れている海流だが、そこにはまだ科学で説明できないような影響があるのだろうか。

　JAMSTEC（国立・海洋研究開発機構）がYouTube上で定期的に黒潮の流路の予測を発表しているが、その長期予測を見ると、2017年8月に発生した黒潮大蛇行には今だ終了の兆しは見えず、少なくとも今年3月頃までは続く予想となっている。