トンガの100倍規模、1億人が死亡する破局噴火が日本に迫っている!? 過去のパターンと恐怖の一致

 1月15日のトンガの海底火山噴火は、日本にも津波が到達して船舶などが被害を受けた。筆者は昨年夏、福徳岡ノ場の海底噴火を受けて「環太平洋で地震・噴火活動が活発化するだろう」と警告していたが、残念ながらその通りになってしまった。では今後、日本周辺でどのような地震・噴火が起こり得るかを、過去のデータを解析して予測してみたい。

トンガの100倍規模、1億人が死亡する破局噴火が日本に迫っている!? 過去のパターンと恐怖の一致の画像1
画像は「SankeiNews」より引用

■3日間に大地震・噴火が続いた

 まず昨年8月中旬、環太平洋火山帯(リング・オブ・ファイア)で決して無視できない出来事が3日間のうちに集中して起きた。それらの出来事を時系列で並べると、下記の通りとなる。

2021/08/12:フィリピン・ミンダナオ島南沖、M7.1
2021/08/12:サウスサンドウィッチ諸島、Mw8.1
2021/08/13:福徳岡ノ場・海底火山噴火・新島形成、VEI4
2021/08/14:西之島噴火
2021/08/14:ハイチ地震、Mw7.2、死者700人以上

 火山噴火では福徳岡ノ場の海底噴火が壮絶な規模で、VEI(火山爆発指数)が4となったのは、国内に限ると1934年に昭和硫黄島が形成された海底火山噴火以来、87年ぶりだった。このように、世界で数日のうちに大地震・噴火が連続することは極めて稀なことだ。このため、筆者は昨年9月の記事で、「今後は、関東沖やフィリピン海プレートが沈み込む西日本も大きな地震が連鎖する恐れが捨てきれない」と警告していた。

 すると、その後の半年ほどで環太平洋で以下のような地震・噴火が起こり、なかには被害を伴うものもあった。

2021/10/06:岩手県沖、M5.9、最大震度5強、負傷者3人
2021/10/07:千葉県北西部、M5.9、最大震度5強、負傷者47人
2021/11/11:宮古島近海、M6.5、最大震度3
2021/11/28:ペルー北部、M7.5
2021/12/04~:トカラ列島近海で群発地震、最大M6.1(12/09)
2021/12/04:インドネシア・ジャワ島・スメル山噴火、死者14人
2021/12/14:インドネシア・フローレス海、M7.3
2022/01/04:父島近海、M6.1、最大震度5強
2022/01/15:トンガ・フンガトンガ・フンガハアパイ海底噴火、死者3人、VEI5~6
2022/01/22:日向灘、M6.6、最大震度5強、負傷者あり

 そして今回の海底噴火では、トンガを最大15mの津波が襲い、死者など大きな被害が出たほか、日本でも奄美大島で最大1.2mの津波が到達し、船舶の転覆などの被害が発生した。

■3.11の前と似ている

トンガの100倍規模、1億人が死亡する破局噴火が日本に迫っている!? 過去のパターンと恐怖の一致の画像2
環太平洋火山帯。画像は「Wikipedia」より引用

 ここで気になるのは、過去1年に環太平洋で起きた地震・噴火を概観すると、3.11の前と似ていることだ。比較のために、2010年と2021年の大地震・火山噴火を並べてみる。◎印を付したものは、2つの期間に、同じ地域で、同じような地震・噴火が起きていたことを示す。

◎2010/01/12:ハイチ地震、Mw7.0、死者22万人以上
2010/02/27:沖縄本島近海、M7.2、最大震度5弱、負傷者2人
2010/02/27:チリ・マウレ地震、Mw8.8、死者452人、日本に津波
◎2010/02/03:福徳岡ノ場海底噴火
◎2010/03/14:福島県沖、M6.7、負傷者1人
◎2010/03/20:アイスランド、エイヤフィヤトラヨークトル噴火、VEI4
◎2010/04/06:インドネシア・スマトラ島沖、M7.8
2010/04/14:中国・青海地震、Mw6.9、死者多数
◎2010/05/27:グアテマラ・パカヤ山噴火、死者・行方不明165人
◎2010/07/23:フィリピン・ミンダナオ島、Mw7.6
◎2010/10/25:スマトラ島沖地震、Mw7.9、津波、死者400人以上、津波
◎2010/10/26:インドネシア・ムラピ山噴火、死者386人、VEI4
2010/11/30:小笠原諸島西方沖、M7.1
◎2010/12/22:父島近海、M7.4、津波60cm

◆◆◆

◎2021/01/15:インドネシア・西スラウェシ地震、Mw6.2、死者111人
◎2021/02/06:グアテマラ・パカヤ山噴火
◎2021/02/13:福島県沖地震、M7.3、死者1人
◎2021/02/19:インドネシア・ムラピ山噴火
2021/03/05:ケルマデック諸島沖、Mw8.1
◎2021/03/19:アイスランド・ファグラダルスフィヤル火山噴火、800年ぶり
2021/03/20:宮城県沖、M6.9
2021/07/28:アラスカ半島沖、Mw8.2
2021/08/12:サウスサンドウィッチ諸島、Mw8.1
◎2021/08/12:フィリピン・ミンダナオ島南沖、M7.1
◎2021/08/13:福徳岡ノ場海底噴火・新島形成、VEI4
◎2021/08/14:ハイチ地震、Mw7.2、犠牲者700人以上。
◎2022/01/04:父島近海、M6.1、最大震度5強
2022/01/15:トンガ・フンガハアパイ海底噴火、日本に津波
2022/01/22:日向灘、M6.6、最大震度5強

 こうして見ると、ほとんどの地震・噴火は、両期間で共通して起きていたことになる。また、この2つの期間では、例年に比べて大地震が多く起きていたともいえる。1900年以降の100年間で、世界でM7.0以上の地震は平均して1年間に11回起きていた。それが2010年2月以降の1年間では、M7.0以上の地震が26回と、平均の2倍以上の地震が起きていた。また、昨年2021年2月以降の1年間では同規模の地震が18回と、これも平均の1.5倍ほどの地震が起きている。つまり、この2つの時期は環太平洋で地震・火山活動が活発化していたのだ。

 2010年にトンガで海噴底火は起きなかったものの、前年2009年3月16日に大規模な海底噴火が起きていた。このことだけを見ても、(今回たとえ東日本大震災レベルの巨大地震と大津波が起きるとまでは言わないものの)何らかの大災害が待ち受けているのではないかと思えてくる。

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