ウクライナとプーチンの運命は!? 上祐史浩が「インド占星学」で今後の世界を予測(インタビュー)
上祐 中国は複雑です。先ほど述べた事を含めて、今しばらく悪い運勢がある一方、ビジネスなどに関しては10年以上の長期的な良い運勢があるそうです。総合的に考えると、少なくとも今しばらくは、なかなか思い通りにはいかないというイメージのようです。
――ウクライナ戦争も然りですが、昨今、他国の戦争に介入しなくなった米国にはどんな徴候がありますか?
上祐 はい。インド占星学で見ると、今後の米国の運勢は、10年以上の長期にわたって外国との縁が深く、外国への関与が強くなるそうです。そもそも星の配置が周期的であるため、占星学の運勢には周期性があるのですが、今後の米国は、かつて米国がハワイなどに進出した時と似ているのです。実際に、イラク・アフガニスタンから撤退したかと思いきや、すぐにウクライナ戦争への関与が必要になりました。米兵は送らずとも、武器・訓練・情報の供与・経済制裁で西側世界を主導しています。この戦争で強まったロシアと中国による安全保障問題の懸念にも積極関与するかもしれません。
――戦争ですか。第三次世界大戦のような規模の戦争が勃発する可能性はありますか?
上祐 アナンド君は2029~32年に第三次世界大戦勃発を予測しましたが、インド占星学の最高権威と言われるK.N.ラオ氏は、ハルマゲドン・世界の破局は否定した上で、2020年頃から国家間の緊張は高まり、2025年から大国間で衝突が始まって、2030年にクライマックスを迎え、その大戦争を経て世界は競争から共存・共栄の道を歩み始めるという予測を2013年頃にしています。
――なるほど。
上祐 そしてラオ氏は、自身がインド人だということもあるでしょうが、この大戦争の後、2030年代からインドが世界で大きな役割を果たすと予想しています。インドは間もなく中国を抜いて人口が世界一となる予測がありますし、ウクライナ侵攻でも中立ですから、インドこそが漁夫の利を得て、冷戦時の日独のように経済発展に成功するかもしれません。また、インドは仏教を生んだ国ですが、仏陀の予言には、大戦争の後、それを反省した人類が進歩するというものがあるので、ラオ氏もそうした思想の影響を受けているのかもしれません。
最後に、私個人の考えを言えば、楽観主義の面もあって、人類は色々な試練はあるが、なんとかなると思っています。そもそもインド占星学は、前に述べたように運命決定論ではなく、悪い運勢があっても、それは回避の努力をしなければこうなる可能性が高い、という警告とも解釈されています。つまりアナンド君やラオ氏の予測は、的中しないように努力すべき警告だと考えています。
インド占星学によると、どうやらここ数年は不安定な情勢が続いてしまうようだが、大国間の戦争は何とか避けたいものだ。対外的にアメリカと中国双方に媚びを売ってきた日本はその時どうなるのだろうか。ウクライナ戦争後、世界情勢が激変したことは間違いないが、我が国も米中に依存しない自立の道に方向転換していくべき時期なのかもしれない。
【告知】
5月20日(金)、新宿「ロフトプラスワン」にて
上祐史浩(「ひかりの輪」代表)、角由紀子(トカナ元編集長)、岸正龍(日本マインドリーディング協会理事)、深月ユリア(ジャーナリスト)による豪華白熱トークイベント開催!!
↓↓↓チケットはこちら↓↓↓
https://www.loft-prj.co.jp/schedule/plusone/212330
上祐史浩
1962年、福岡県に生まれる。早大大学院理工学研究科修士課程を修了後、宇宙航空研究開発機構に入団するも、まもなく退職し、オウム真理教に出家。地下鉄サリン事件発生時にはモスクワに滞在、事件後に帰国し、教団のスポークスマンとなる。偽証罪で逮捕され、出所後「アレフ」代表となるが、麻原・オウム信仰から脱却し、2007年に脱会、現在は「ひかりの輪」(東西の思想哲学の学習教室)の代表。
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2024.10.02 20:00心霊ウクライナとプーチンの運命は!? 上祐史浩が「インド占星学」で今後の世界を予測(インタビュー)のページです。占星術、プーチン、ウクライナ、上祐史浩などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで