未だ発見されない人類史上最高の宝物10選! 頭蓋骨、Q資料、未知の絵画… 探索者が変死も!
18. 失われたラファエロの絵
イタリアの画家ラファエロ・サンティは1513~1514年に「若い男の肖像」を描いたとされる。この油彩画はラファエロの自画像だったと考えられている。ポーランド・クラクフにあるチャルトリスキ美術館の収蔵されていた「若い男の肖像」は1939年9月、ポーランドに侵攻したナチス・ドイツによって略奪された。アドルフ・ヒトラーの故郷であるオーストリア・リンツに建設が予定されていたフューレル美術館に展示する予定だったという。
しかし、フューレル美術館は建設されなかった。「若い男の肖像」はナチス幹部のハンス・フランクに所有されていたとされるが、彼は処刑され、その後は行方不明のまま現在も発見されていない。
19. 王室の棺
ポーランドの貴族、イザベラ・チャルトリスカ公爵夫人は1800年、王族の遺物を蒐集して「王室の棺」を製作した。その中には、ポーランド王が着用した宝石、美術品、その他の記念品が含まれていた。1795年、ポーランドは大国によって分割され、王室の棺も奪われた。1939年9月には、ポーランドに侵攻したナチス・ドイツの手に渡り、棺の中身は現在もどこにあるのか不明のままである。
20. 恋の骨折り甲斐
ウィリアム・シェイクスピアが書いた戯曲に「恋の骨折り甲斐」があるが、その写本は残っていない。1590年~1600年代の文書によると、「恋の骨折り甲斐」は1598年までに出版され、1603年にはまだ販売されていたという。
もっとも「恋の骨折り甲斐」はシェイクスピアの別の戯曲「空騒ぎ」の言い換えであるという説もある。イングランドの劇団「ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー」は、この説に基づいて「空騒ぎ」の劇を「恋の骨折り甲斐」に改題した。
〜つづく〜
※ メンカウラーの石棺、イヴァン雷帝の蔵書、契約の箱… 1〜10はコチラ
参考:「Live Science」、ほか
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2024.10.02 20:00心霊未だ発見されない人類史上最高の宝物10選! 頭蓋骨、Q資料、未知の絵画… 探索者が変死も!のページです。ナチス、レオナルド・ダ・ヴィンチ、シェイクスピア、ラファエロ、新約聖書、宝物などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで