母親を殺して血をすすった吸血鬼息子を逮捕! 首元からゴクゴク… 恐怖の猟奇殺人=南ア
南アフリカ共和国の北西州マトペスタッドで先月9日、男が自分の母親を殺害して血を飲むという猟奇殺人事件が発生した。
通報を受けて現場に駆け付けた警察は、多数の刺し傷のあるケディサレテ・エリザベス・モソアンさん(53)の遺体を小屋の中で発見。遺体の近くには息子のタバン・モソアン容疑者(24)が血まみれの姿で座っていた。タバン容疑者は母親を殺害したとして逮捕され、速やかにコスター地方裁判所へ開始された。
事件当日、タバン容疑者は大麻を買う金をケディサレテさんに求めたが、拒否されたために口論になったという。タバン容疑者の双子の弟であるタボさんは「外の小屋から叫び声が聞こえました。私はそこに行きましたが、母は既にどうしようもない状態でした。兄は彼女の首の刺し傷からから血を飲んでいました」と当時を振り返った。
タバン容疑者は先月16日、コスター地方裁判所での2回目の審理で「有罪を認め、審議を終わらせたい」と語った。証人として出廷したタボさんに母親を殺した理由を尋ねられたタバン容疑者は、「おまえが私に望んでいたことだったので、私は彼女を殺した」と答えたという。
2人の叔母の一人であるナオミ・モソアンさん(68)は、タバン容疑者が「国内で最悪の罪の1つを犯した」と語り、「彼が地域社会にとって脅威になるかもしれないことを私たちは恐れています。法律を曲げるわけにはいきません」と不安を漏らした。さらに「彼は母親を殺し、彼女の血を飲んだ人です。裁判所は彼に保釈を認めることさえしてはいけません。彼は長期間刑務所で服役すべきです」と主張し、家族はタバン容疑者が戻って来ることを願っていないと付け加えた。
もう一人の叔母であるバーサ・モシャビさんは、タバン容疑者を「問題のある子供」だったと述べ、彼に終身刑が言い渡されることを要求した。「私の姉は彼のせいで決して生き返ることはありません」と非難し、タボさんが「(タバン・)モソアンの謝罪を決して受け入れないことを誓いました」とも語った。
タバン容疑者がなぜ母親の血を吸って殺害したのか、その目的や彼の精神状態は依然として明らかになっていないが、さらなる調査を行うため次回の裁判は7月7日に延期された。今後、事件の本当の動機が明らかとなり、コミュニティを恐怖のどん底に陥れた「吸血鬼」にどのような判決が下されることになるだろうか。
参考:「The Sun」、「Daily Sun」、「The South African」、ほか
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