量子効果が人間のDNAに突然変異を引き起こしていた! 最先端「量子生物学」の世界が超ヤバい
我々の人体はそれ相応に精巧なメカニズムが働いているのだが、それにしては点突然変異が高い確率で起きているようにも思えてくる。そこで疑われたのが、DNAで起きているトンネル効果である。DNAにおいてグアニンからシトシンへとトンネル効果によって陽子が移動し、お互いに異常な塩基となっている可能性が研究チームによって検証されたのだ。
研究チームの計算によると、トンネル効果による陽子の移動は1/4億分の1秒という極めて高速で発生する可能性があり、生物学的な複製のプロセスにおいて「中間状態」となり、DNA複製中にミスマッチを引き起こす可能性があることが示された。DNA上で起きているトンネル効果もまた点突然変異の原因の1つであるというのだ。
量子力学が生物である我々の人体に影響を及ぼしているという驚きの研究結果がもたらされたのだが、それは同時に突然変異による進化にも重要な役割を果たしている可能性も示唆されることになった。
ワクチンでウイルスをいくら予防しようとも、量子論的なメカニズムで遺伝子が変異するのだとすればもはや防ぎようもない。量子論の世界において我々はいつでも変異し、進化し、あるいは劣化するかもしれない運命なのだろうか。量子生物学の研究が今後どのような進展を見せるのか、まったく予断を許さない。
参考:「Big Think」、ほか
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2024.10.02 20:00心霊量子効果が人間のDNAに突然変異を引き起こしていた! 最先端「量子生物学」の世界が超ヤバいのページです。DNA、遺伝子、トンネル効果、量子力学、量子生物学などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで