量子力学の専門家が“この世界の創造主”を暴露! 輪廻転生、平行世界… 全て壮大な実験か
昨今、急速に拡がりを見せている量子力学の世界。その研究を突き詰めると、「魂」や「死後の世界」「宇宙の成り立ち」などの極めて宗教的・スピリチュアルな課題にも行きつく。筆者は今回、『「量子力学的」願望実現の教科書』(SBクリエイティブ)などの著書で量子力学を我々の人生に応用するための方法を説いている専門家、高橋宏和氏にインタビューを行った。この世界がシミュレーションかもしれない大いなる謎に迫る後編!
※ 日常に量子力学を応用、願いを叶える方法が明かされた前編はコチラ!
■この世界とはイメージに過ぎない
――ところで、魂や死後の世界は存在しますか?
高橋宏和氏(以下、高橋) まだ科学の世界では未解明なことですが、私は個人的にそれらの存在を信じています。実際、学生時代に金縛りにあって肉体から魂が抜け出すような幽体離脱の経験もあります。
また、世の中には過去生の記憶を覚えている人がいますが、覚えていない人も多いですよね。両者の違いですが、例えるならば、これまでの人生で見てきたドラマや映画の内容が、ふとした瞬間に蘇ったりするようなもので、それらの記憶が残っている人と残らない人の違いではないかと思います。私はドラマや映画を見てもすぐに内容を忘れてしまいがちですが、妻は鮮明にストーリーを覚えています。これと同じように、私たちの魂が(人生という)ドラマや映画を選択し、それを見終わると一旦死後の世界を彷徨い、また新しいドラマや映画を選択していく。このプロセスが輪廻転生かもしれません。そして、なぜこのようなことが起きるかというと、そもそも私たちはいくつもの宇宙が存在するシミュレーションのような仮想現実の世界で生きているからだと考えております。
――「シミュレーション仮説」ですね!
高橋 そうですね。まず、この宇宙は人間にとってあまりに好都合に創られているんですよね。例えば、地球と太陽の距離が少しでも近かったら地球は熱すぎて人類は生活できないですし、窒素と酸素の濃度の割合が少しでも変わってしまったら人類は生きていけません。そう考えると、この宇宙は人間が存在するから存在するという「宇宙人間原理」が真実味を帯びてきます。
また、私たちは五感を介して世界を認識しています。もしも五感が無くなると、何も感じない「無の世界」になりますよね。つまり、私たちが現実と認識しているのは、五感を介して得た情報を脳へ伝達し、イメージとしてインプットしているものであり、現実とはイメージの世界に過ぎないことがわかります。
もしかしたらこの世界は、未来の人類が超巨大な量子コンピューターを用いて複数の仮想世界を創造し、どのシミュレーションであれば人類が絶滅せずに生き抜けるか実験しているのかもしれません。現在、AIやVR、メタヒューマン、量子コンピューターなどの研究が進んでいますが、これらの技術がさらに発展した先に、映画『マトリックス』のように仮想と現実の境目がなくなる時代も来るのではないでしょうか。
■シミュレーションの創造主は誰か
――そのようなシミュレーション仮説を裏付ける理論はあるのでしょうか?
高橋 例えば、私たちが住んでいる世界とは別の世界が並行的に存在しているという物理学者ヒュー・エヴェレット氏の「多世界解釈」や、宇宙は10の500乗通り存在するというMITのマックス・テグマーク博士による「多次元宇宙論」などがあります。
そもそもこの宇宙では、光の速度は秒速30万キロで常に一定ですが、この世界がゲームのようなシミュレーションで、超巨大な量子コンピューターのパラメーターの設定値だからではないでしょうか。また、相対性理論によると物体が光速に近づくと時間がゆっくり流れることがわかっていますが、それは巨大コンピューターがフリーズしている現象だという説明もできます。
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2024.10.02 20:00心霊量子力学の専門家が“この世界の創造主”を暴露! 輪廻転生、平行世界… 全て壮大な実験かのページです。輪廻転生、シミュレーション仮説、平行世界、高橋宏和などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで