双子のテレパシーは“量子もつれ”で説明可能!? 頻繁に超常現象的な感覚が起きることも判明!
古くから双子には何か特別な能力があると信じられているが、それは現在でも変わっていない。それどころか、科学的な研究の対象にさえなっている。日本でも、中野にある東京大学教育学部附属中等教育学校は、双生児研究の拠点と位置付けられており、毎年双子を優先的に多く入学させている。
数ある双子研究の中でもひときわ興味深いものの1つが、1965年に米・ジェファーソン医科大学(現トーマス・ジェファーソン大学シドニー・キンメル医科大学)のT・D・デュアンとトーマス・ベーレントが発表した「一卵性双生児間の超感覚的な脳波誘導」というタイトルの論文だ。オルタナティブサイト「Collective Evolution」(3月9日付)が紹介している。
●驚異の双子実験
実験では6m離れた部屋に双子がそれぞれ置かれた。頭には電極が刺され、両者のα波が計測された。この時、一方の双子にはα波が出やすい環境を作り、α波の発生を誘発した。すると、α波が誘発されていないもう片方の双子の脳波でもα波の発生が検知されたというのだ。
この「超感覚的誘導(extrasesory induction)」は15組中2組の双子で観測されたが、赤の他人同士では全く起こらなかったという。
そして2012年に双子の間に量子力学的な“もつれ”がある可能性を指摘する論文が発表された。同論文は、一卵性双生児が元々物理的に完全に一つの細胞(一本のDNA)に「絡み合って」いたことに注目し、双子の間に生物学的レベルの量子もつれが発生していると推測している。
実際に一卵性双生児の間では「超常現象的な感覚」が頻繁に起こるとされている。かつてイギリスで行われた大規模な調査では、双子の39%が「自分の双子の兄弟姉妹に何が起こっているかを知る能力」を持っているかもしれないと考えており、そのうち15%はそのことを確信していると回答。また、一卵性双生児は、非一卵性双生児の2倍もそうした経験をすることが多いとも。スウェーデンの調査では実に60%の一卵性双生児が双子間のテレパシー様体験を報告したという。
現象としては、双子の間には何か特別な能力が備わっているとしか考えられない。あとはそのメカニズムだが、それは量子力学の今後の発展により解明されていくかもしれない。今後の研究にますます期待した。
参考:「Collective Evolution」、ほか
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