ロシアのプロパガンダに意外な変化? 「ユダヤ陰謀論」で論理が破綻し… ウクライナ識者が解説!
「当初ロシアは、『ウクライナはネオナチ政権でプーチンが正しい』と主張していました。そして、『ウクライナは生物兵器を開発している、新型コロナもウクライナ発』『ウクライナ人は悪魔を崇拝し、子供を生け贄にした黒魔術の儀式を行っている』など、めちゃくちゃなプロパガンダを流布していましたが、これらの話がロシア以外では信じてもらえなくなったことに気付いたのか、最近はプロパガンダの方策が変わってきました」
「『ウクライナ政権もプーチンも悪い。ただ、プーチンを追い詰めると何をしでかすか分からない。だから適当なところで妥協するべき』という論調を、各国にいる親露派に言わせることで、人々が『ウクライナ東部は占領されても仕方ない』という風に考えるよう仕向けています。しかし、ロシアの思い通りになれば、国際社会で武力による侵攻が許容されたことになり、次の戦争が起きるでしょう」(グレンコ氏)
『シオンの議定書』から連綿と受け継がれるユダヤ陰謀論は、もはや現代の暴君からしても古典扱いということだろう。既存のプロパガンダでは理屈が通らず、国民の支持を得て政権を維持できないことをプーチンでさえ理解しているのかもしれない。そして誰よりもプーチン支持層たちが早く目を覚ますことが、この戦争を止める大きな一歩になることを切に願う。
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2024.10.02 20:00心霊ロシアのプロパガンダに意外な変化? 「ユダヤ陰謀論」で論理が破綻し… ウクライナ識者が解説!のページです。ロシア、ユダヤ人、プロパガンダ、ウクライナ侵攻、アンドリー・グレンコ、シオンの議定書などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで