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爆破されたジョージア・ガイドストーンの下にタイムカプセルがあった!? 衝撃の事実発覚、当局は火消しに奔走

2022.07.13 08:00 文＝勝木孝幸（ミステリーニュースステーションATLAS編集部）

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爆破されたジョージア・ガイドストーンの下にタイムカプセルがあった!? 衝撃の事実発覚、当局は火消しに奔走の画像1 — 画像は「The Washington Post」より引用

　7月6日早朝、米ジョージア州に存在する石造りの建造物ジョージア・ガイドストーンが何者かの手によって爆破されるという事件が発生した。同州の捜査当局によると、ガイドストーンのあるエルバート市住民が6日早朝に大きな爆発音を耳にして当局に通報。捜査の結果、4つあったガイドストーンのうち1つが大きく破損して瓦礫の山になってしまった事が判明した。破損は他の柱にも影響を及ぼしている可能性があり、ガイドストーン全体の安定性が損なわれていると判断されたため、同日中にエルバート市の判断によって完全に解体されてしまった。

　一体何者がガイドストーンを破壊したのか気になるところだが、現地では爆破に伴い解体されたことで、ガイドストーンに秘められた謎の一つが明らかになるかもしれないと話題になっているそうだ。その謎とは、ガイドストーンの下に埋められているという「タイムカプセル」だ。ガイドストーンの西には、モニュメントに関する説明が刻まれた石碑が設置されており、そこにはモニュメントの構造や石の大きさといったデータから、建造プロジェクトのスポンサーに至るまで様々な情報が詳細に記されている。そんな石碑の中に、

「タイムカプセル：この地点より6フィート下に　　に設置　　に開かれる」

という一文が刻まれているのだ。この空欄部分は恐らく、建造当時はタイムカプセルを公開する時期が未定であったため、開ける日が決まったら改めて石碑に刻まれる予定だったものと考えられている。

　そして今、問題のガイドストーンが爆破され、撤去されてしまったならばタイムカプセルを発掘し、中身を確認する絶好のチャンスなのではないか？ということで、ネット上ではタイムカプセルについて様々な憶測が飛び交っているのだ。

　現代の陰謀論に多く登場し、薔薇十字団やフリーメイソンなどの秘密結社のほか、「新世界秩序に関連する邪悪な勢力」と紐づけて考えられる事も多いガイドストーンである。きっとタイムカプセルの中には公にできない秘密の文書が隠されているのではないかという予想や、一方でガイドストーンの建造当時を忍ばせる記念の物品や、建造に関わった人の写真や詳細な名簿などが入っているのではないか、というほのぼのとした予想まで囁かれている。

爆破されたジョージア・ガイドストーンの下にタイムカプセルがあった!? 衝撃の事実発覚、当局は火消しに奔走の画像2 — 画像は「The Elberton Star」より引用

　実際、ガイドストーンの下からタイムカプセルは発見されたのだろうか。実は撤去作業が行われた際、大勢の作業員の手によって石碑の下が掘り下げられたという。その結果、指定された6フィート（1.8メートル）下まで掘り進めたものの、何も出てくる事はなかったという。それだけでなく、モニュメントや石碑の下の土はしっかりと固められており、長期にわたり誰の手も加えられていなかった事も判明したのだ。そこから考えて、タイムカプセルはまだ埋められてもいなかったのではないかという説も出てきている。そもそもまだ埋まっていなかったため、石盤に空欄があったのではないかというのだ。

　いずれにせよ、エルバート郡の公式発表に従うならば「タイムカプセルらしきものは一切確認できなかった」ということになるが、これが真実かどうか確かめる術はない。いずれにしても当局はジョージア・ガイドストーンにまつわる謎の一つは解明済みにしたいようだが、依然として爆破した犯人の行方は不明とのこと。今後も捜査を続けていく方針だ。

参考：「The Elberton Star」、ほか

【本記事は「ミステリーニュースステーション・ATLAS（アトラス）」からの提供です】