中国共産党が「表情から忠誠心を評価する」AI開発で今後どうなる? 日本人IT企業家による想定外の見解
■AIと中国
とはいえ、習近平政権は中国共産党の支配の維持には、思想・政治教育の徹底が必須であると考えている。さらに、中国文明の優位性を証明するために一帯一路構想を提唱し、「ひとつの中国」による統治にも拘っており、その代表的な犠牲が新疆ウイグル自治区だ。
新疆ウィグル自治区では、顔と音声を記録する「健康診断」、移動・購入歴のハッキング、密告アプリなど徹底した行動管理が行われている。さらに昨年の英BBCの報道によると、ウイグル人拘留者はすでに「感情を読み取るカメラ」の実験台にされてきたという。被験者は監視カメラの前に拘束され、特殊なセンサーで表情から感情を読み取るテストが行われているというのだ。
中国のような多民族の巨大な国家を統治するために効率的な中央集権システムが必要ということなのかもしれないが、「人を人と思わない」冷酷さを感じるのも事実だ。目覚ましく発展するAIテクノロジーが、市民にとって有益なものになるのか、それとも権力にとって都合のいいものになるのか、監視・管理社会の世界最先端をひた走る中国の変容には注目しておく必要がありそうだ。
参考:「Daily Mail」、ほか
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