プーチンの側近ドゥーギンの娘爆殺は「生贄」だった! 驚愕の真犯人と謀略、“日本人の理解を超えた構図”をジェームズ斉藤が緊急解説
ジェームズ そう考えるのが普通ですよね。私はこの爆発事件が起きた瞬間からロシアの自作自演だと思いました。もっと言うならば、犯行はFSBによって行われたと確信しました。それは私だけではありません。諜報機関の同業者たちも全員、犯人はFSBで、ウクライナがやったように見せかけていると言っていました。
──そういえば「伝統フェスティバル」の警備はFSBでしたね。
ジェームズ FSBが警護している中で、自動車の裏に爆発物を仕掛けるというのは至難の業です。もし仮にそれができたとしたら、今度はFSBの大失態です。しかし、FSBがお咎めを受けた形跡はありませんし、犯人を特定したのはFSBです。前回紹介した犯人の写真もFSBから出ているものです。大失態どころか、わずか数時間で犯人を特定した優秀な機関という扱いです。
──テロリストを数時間で特定することってできるんですか?
ジェームズ できないことはありません。なぜなら、世界で起きているすべてのテロ事件というのは当事国の当局が必ず関係しているからです。積極的に介入していく場合もあれば、見て見ぬフリをする場合もありますが、知らないということはありません。今回は積極的介入というよりはFSBの自作自演だと判断する諜報機関関係者が多いですね。少なくとも私の関係者は全員そう言っています。
──では、仮にFSBが関与していたとして、ドゥーギンの娘を殺す理由ってなんですか? というよりも、もしかしたら今回はドゥーギン本人だって死んだかもしれないんですよ。FSBにとってドゥーギンって目の上のタンコブだったんですか?
ジェームズ タンコブではありません。ドゥーギンは事件当夜、直前になって車に乗るのを拒否したんですよ。ですから、ドゥーギンが死ぬことは絶対になかったのです。
──えっ、その言い方ってドゥーギンはわかっていて車に乗らなかったと言っていますよ。
ジェームズ そうです。私はそう言っています。ドゥーギンは、爆発物が仕掛けられていたから車に乗らなかったのです。さきほど言った“彼”とはドゥーギンのことです。
──いえいえいえ、ちょっと待ってください。それじゃあ、自分の娘はどうなるんですか? 見殺しにしたってことですよ。
ジェームズ したんです。ドゥーギンは自分の娘が数秒後には爆死することを知っていて、一人で車に乗せたのです。確かにそれは父親のする所業ではありません。しかし、彼は娘が爆死した翌日に戦争を拡大するための追悼文を書いているんですよ。その内容はウクライナへ対する恨み以上に、戦争のアジテーションになっていますよ。もう一度、見てください。
「(機械翻訳)ご存知のように、ナチス・ウクライナ政権によるテロ攻撃の結果、8月20日、モスクワ近くの伝統祭から戻ったとき、娘のダリア・ドゥギナが目の前での爆発によって無残に殺されました。
彼女は美しい正統派の少女であり、愛国者であり、軍事特派員であり、中央チャンネルの専門家であり、哲学者でもありました。彼女のスピーチとレポートは常に深遠で、根拠があり、抑制されています。 彼女は決して暴力や戦争を求めませんでした。
彼女は新星でした。 ロシアの敵は意地悪く、こっそり彼女を殺した……。
しかし、私たち、私たちの人々は、そのような耐え難い打撃によっても壊れることはありません。彼らは私たちの意志を血まみれの恐怖で打ち砕こうとしていたのです。しかし、彼らはそれを成し遂げられません。
私たちの心は、復讐や報復以上のものを切望しています。復讐や報復などはロシア的でなく、あまりにもささいなことです。勝利だけが必要です。私の娘は処女の命を祭壇に置いた。だから勝ってください!
私たちは彼女を賢くヒーローに育てたかったのです。
私たちの祖国の息子たちに、今でもその偉業(勝利)を鼓舞してもらいましょう。
ダリア・ドゥギナ(プラトノワ)との別れは市民の追悼式であり、8月23日の午前10時からオスタンキノ・テレビジョン・センター(モスクワ)で行われる」
ジェームズ ともかく戦争を拡大せよという内容です。特に「私たちの心は、復讐や報復以上のものを切望しています。」と書いていますが、これは完全勝利という意味です。どういう意味かというと「核を撃ち込みましょう。そうすることでウクライナ全土をロシアのものにしましょう」と言っているのです。
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