宇宙には「プラズマ生命体」がウヨウヨ存在している! 生命の定義4つに完全合致、想像を超えた命の形とは?
地球には人類を含めさまざまな生命が存在するが、我々がイメージする生命とは完全に異なる、想像を超えた命の形があるのだろうか。驚くべきことに最先端の科学では「物質の第4の状態」とされるプラズマをベースとした生命体が存在する可能性が指摘されている。
■プラズマがベースの生命体が存在する!?
何をもってそれが生きていると見なすことができるのか。
諸説あるものの多くの生物学者が認めている「生きている細胞」であることの条件とは、膜によって外界と仕切られており、代謝(物質やエネルギーの流れ)を行い、成長し、自分の複製を作る、という4つである。
ほとんどの生物学者は、単純な分子からアミノ酸、原始タンパク質、そして最終的に組織化された構造を形成するまで、何百万年にもわたる化学物質の複雑で長い進化の結果として、生きた細胞が登場したと考えている。そしてこの考えは、物質をその状態により固体、液体、気体の3つに限定した環境を前提としている。
しかし固体、液体、気体に次ぐ「物質の第4の状態」とされているのがプラズマである。とすればこのプラズマをベースとした生命が存在する可能性を探ることは、あながち荒唐無稽な話ではない。これはサイエンスフィクションのテーマの一つにもなっている。

実際に2003年9月、物理学者が生細胞の従来の要件のほとんどを満たす、成長、再生、および情報伝達できるプラズマ血塊(plasma clot)を作成することに成功している。
プラズマ血塊の組成には遺伝物質が含まれず、再生産は行えないことから生物であるとは言えないのだが、一部の研究者たちはこれによって生命がどのように始まったかについて、根源的かつ新たな説明ができるようになると主張する。
そしてルーマニア・クーザ大学のミルチア・サンドロヴィッチ氏とその同僚は、実験を通じて生物の条件を満たすプラズマ球体の生成に成功したことを報告しているのだ。
生命が誕生する前の地球は、その後に海を形成する激しい雷雨が続いていたと考えられている。ちなみに雷は、我々が普段目にすることができる最も一般的なプラズマである。
サンドロヴィッチ氏は、生命が誕生する直前の激しい雷雨に見舞われたこの時代の地球環境の中で、プラズマが細胞のような自己組織化を起こしていた可能性があると主張している。そして実験室で人工的に雷を発生させ、周囲の環境から分離独立したプラズマ球体が数マイクロ秒の間、出現していることを突き止めたのである。

■生きた細胞の要件を満たしたプラズマ球体
各プラズマ球体には、負に帯電した電子の外層と正に帯電したイオンの内層の2つの層からなる境界があり、境界の内側には、ガス原子の内核があった。環境から分離された明確な境界層の存在は、生きている細胞を定義するために一般的に使用される4つの主要な基準の1つである。
最初の火花(雷)に含まれるエネルギーの量によって、そのサイズと寿命が決まり、直径数マイクロメートルから3センチメートルまでの球体に成長させることにも成功した。
サンドロヴィッチ氏らは、このプラズマ球体が生きた細胞の諸条件である複製、情報伝達、代謝、成長などの基準を満たしているかどうかを調べた。
すると球体は2つに分裂して複製できることがわかり、また適切な条件下で成長してサイズも大きくなり、中性のアルゴン原子を吸収し、それらをイオンと電子に分割して境界層を補完していることも明らかになった。つまり、複製も成長も代謝も行っているのである。
そして電磁エネルギーを放出することによって情報を送信し、他の球体内の原子を特定の周波数で振動させてコミュニケーションを図ることさえできたのだ。つまり、このプラズマ球体は生きた細胞であることの基準をすべて満たしていたのである。
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2024.10.02 20:00心霊宇宙には「プラズマ生命体」がウヨウヨ存在している! 生命の定義4つに完全合致、想像を超えた命の形とは?のページです。細胞、雷、プラズマ、生命体、宇宙などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで
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