はやぶさ2が持ち帰ったリュウグウの砂に「生命の素」
はやぶさ2が持ち帰った小惑星リュウグウの砂に「生命の素」! やはり我々は宇宙人だった

2020年12月、日本の小惑星探査機「はやぶさ2」のカプセルが小惑星「リュウグウ」への旅を終え、オーストラリアの砂漠に帰還した。カプセルの内部からは小惑星で採取した砂が約5.4グラム回収されており、昨年6月には宇宙航空研究開発機構(JAXA)が世界各国の研究機関に砂を送り、本格的な分析を始めると発表していた。
小惑星「リュウグウ」から得られた資料は真空環境や窒素で満たした装置内で分析や測定が行われ、その後有機物や科学組成等の分野ごとに詳しい分析がなされた。その結果、リュウグウの試料の組成は炭素4%、水素1.2%、窒素0.17%と有機物に富んでいる事が判明。さらには約20種類にも及ぶアミノ酸や脂肪酸、アミンなどが見つかった。これらの有機物や化合物は生命の材料となるものだ。過去にも地球に落ちてきた隕石から検出された事はあったが、地球外から持ち帰った試料から検出されたのは今回が初めてとなる。

興味深い事に、リュウグウの試料に含まれていたアミノ酸は「左手型」と「右手型」が同じ割合で含まれていた。自然界のアミノ酸は構造の反転している「左型」と「右型」があり、地球上の生命には左型のアミノ酸のみが使われている。
地球の生命発生について様々な説があり、その中に「有機物を含む小惑星の衝突」説が存在していたが、今回の発見は地球の生命が宇宙から来た事を示すことになるのだろうか。また、小惑星から生命のもととなる成分が多く発見されたという事は、地球以外にも生命の存在する惑星が見つかる可能性が高まったという事になるかもしれない。いずれにせよ、今後の研究結果に多いに期待したいところだ。
参考:「Outdoor Enthusiast magazine」、ほか
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