連続殺人鬼は「博士号持ちのインテリ」だった! 遺体を“箱詰め”し続けた男の素顔
■DNA鑑定によって暴かれた連続殺人犯の正体
1991年6月、FBIは、一連の売春婦殺害事件が連続殺人犯の仕業である可能性が高いと地元警察に伝えた。当時のFBI捜査官は、連続殺人犯は「自分がコントロールできる若い女性を狙う性的サディスト」で、孤独で離婚歴があり、単純労働に従事してきた男性であると分析した。その上で、「彼は私たちとゲームをしており、遺体をコンテナに入れて野外に放置している」と語った。
セントルイス郡警察署殺人課で、何年にもわたって調査に関与してきたジョー・バーグーン氏は、ミハンの遺体が発見された後、一連の容疑者が全員除外されたと述べた。犯人はいつも夜間に死体を投棄し、さまざまな警察の管轄区域で犯行を重ねているようだった。ある男性が何年間も警察にマークされていたが、彼はゲイリーではなかった。ジョー氏によると、そもそも誰もゲイリーに注目していなかったという。
今年初め、ミズーリ州オーファロン警察のジョディ・ウェバー氏は、リンカーン郡の犯罪現場から採取されたDNAをセントチャールズ郡犯罪研究所に送った。そこで取得されたDNAプロファイルからゲイリーがパッケージキラーであることが判明した。検察官はゲイリーに、死刑を求刑しないことと引き換えに自白を求めた。
ゲイリーはジョディ氏への手紙の中で次のように書いた。
「私は今でも、過去におけるネガティブで、暗く、短い期間が嫌いです。私はひどい過ちを犯しており、おそらく心から安らかに休むことはできないでしょう。しかし、過去の過ちについて現実と向き合い、真実を明らかにすることで償いができることを望み、祈っています。私は許しを求めているのではなく、これらの未解決事件の終結に寄与したいと思っています」
ゲイリーは腎不全を患っていて、長く生きられないと考えられている。パッケージキラーは、残された時間で事件の真相を語っていくことになるのだろう。
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2024.10.02 20:00心霊連続殺人鬼は「博士号持ちのインテリ」だった! 遺体を“箱詰め”し続けた男の素顔のページです。DNA鑑定、売春婦、絞殺、連続殺人犯などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで