透視レベルで当たる「謎の占い師」を直撃! ガチの宗教研究者に突然めばえた能力(前編)
今年に突然能力が開花したという占い師「オラクルさむ」。半信半疑でインタビューを行った編集部だが、その明晰な頭脳と自己批判的な占い観に、良い意味で期待を裏切られることに。
インタビュー前編では、能力開花を促したユタとの出会いから、占いとコールドリーディングの違いなどについて、後編では、片っ端から占い師に同じ質問を投げかけ続けることで発見した「本物の占い師の特徴」と「未来予知」についてお届けする。
――突然「占い」ができるようになったと聞きましたが……?
さむ はい、5月2日から。自分でもわかりませんが、実はその前に不思議な経験がありまして……。
昨年末、ある高名なユタの方に会ったんです。その方は会って間もなく、私の親戚や先祖代々もっている実家の土地の景色などを言ってくるんです。私、一応、米国と京大で修士を出ているんですよ。博士課程も終えて、近代科学として宗教を研究してきたんです。だから本当に驚きました。
ユタの方に連絡してから会うまで、2週間ありました。その間に、私の親戚や土地のことを検索しまくれば、出てくる情報もあります。ただし、戸籍、土地台帳、登記などを確認しないと出てこない情報が含まれていたのが驚きなんです。つまり答えは、究極の詐欺師か/本物の霊能者かの二つに一つです。どちらにせよ、凄腕ですよ。
――そこまでくると本物の霊能者なのでは?
さむ いわゆるコールドリーディング、または微妙な表情の変化を読み取る女性の直観力ってありますよね。これらは科学的に説明できますが、固有名詞やネット上に存在しない情報を言い当てられるのはちょっと理解できません。
――そこから占いに目覚めるまでには何があったんですか?
さむ 友人の紹介で当たる占い師に会いにいったんですが、彼が使っていたのが、聖書のオラクルカードでした。私の研究分野はキリスト教が中心ですから、聖書を使ったオラクルカードがあるなら、自分でも使えるかもしれないと思ったんです。国内最後の在庫をみつけて購入しました。
――当たるんですか?
さむ 基本的には当たっています。特定の条件がそろうと、ほとんど透視のレベルで当たります。ただし当てようと思って結果を話すわけじゃないんですよ。質問を受けて、カードを引いて、そのカードに現れた内容を話します。すると、質問者は、言われれた内容が「あのことだ!」と思ってしまうみたいなんですね。
――心理学のバーナム効果では?
さむ バーナム効果って、準備を伴う行動の上で、誰にでも当てはまる曖昧なことを言われた結果、個人的に当てられたと感じてしまうことですよね。そういう側面はあると思うんです。たとえば、わざわざカードを切って「あなたは昨日、水を飲んだはずです」「その水があなたの体調に関係しています」と言われたら、当然、誰にでも当てはまりますから。
しかし、それでは説明できない占断や鑑定結果があるんです。
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2024.10.02 20:00心霊透視レベルで当たる「謎の占い師」を直撃! ガチの宗教研究者に突然めばえた能力(前編)のページです。ユタ、聖書、オラクルなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで