タウレッド、ネグシ・ハベシ…“異世界”から来た2人の訪日客の実話! 10カ国語を操り、忽然と失踪
この偽造パスポートで入国できてしまったのは、台北の日本大使館がビザをこのパスポートに対して発行しており、日本公館のスタンプが押されていたからだといわれている。また日本に来る前にはこのパスポートで中東の国々に滞在していたことを物語るスタンプもあった。
日本に滞在中、ジーグラスはチェース・マンハッタン銀行東京支店などで偽造小切手を使用した容疑で告訴され、1960年1月に丸の内警察署により詐欺罪の容疑で逮捕された。その後に不法入国の罪にも問われることになる。
国籍も身元もまったく不明のまま、東京地裁で異例の裁判が行われたのだが、懲役1年の刑が言い渡されたところでジーグラスは立ち上がり叫びながら口の中に隠していたガラスの破片で両腕の血管を切り自殺を図った。すぐに3人がかりで取り押さえられて自殺は未遂に終わり、全治10日ほどの負傷で済んだのだった。
控訴審も行われたのだがジーグラスはすでに1年以上拘置されていたため懲役1年の判決を受けても服役の必要がなく、国外退去処分となって香港に送還されたということだ。
この一件は英語圏のメディアでも取り上げられ、ジーグラスを“ミステリー・マン”と報じたのだった。
その後のジーグラスの足取りは知られていないのだが、地球上で文化的な生活を送るとすれば再び偽造パスポートなどで身元を偽装する必要があったはずだ。あるいはそもそもの出自である異なる時空やパラレルワールドへと帰っていったのだろうか。インバウンド再開でこの先同様のケースが起きないとも限らない!?
参考:「Ancient Origins」、「Wikipedia」ほか
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2024.10.02 20:00心霊タウレッド、ネグシ・ハベシ…“異世界”から来た2人の訪日客の実話! 10カ国語を操り、忽然と失踪のページです。パラレルワールド、空港、パスポート、並行世界、タイムトラベルなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで