3千年前に死んだ「ラムセス2世のパスポート」の画像がやばい! 職業欄は「キング」、仏ではVIP待遇も…!

 国をまたいで人が行き来する場合、原則的にパスポートが必要になるが、なんと3000年前に亡くなったミイラにもパスポートが発行されたというから驚きだ。

■ラムセス2世のミイラの保管状態に危険信号

 海外で死亡した場合など、遺体を国を越えて移送する際には故人であっても基本的にはパスポートが必要である。もし故人がパスポートを持っていなければパスポートに準じたものを新たに発行することになるが、なんと3000年前に亡くなったエジプトの王のミイラにもかつてパスポートが発行されていたのだ。

 1881年にフランス人人類学者、ガストン・マスペロとエミール・ブルグシュによって発見されたエジプト王・ラムセス2世のミイラはその後、最もミイラの保管に適しているといわれる博物館のひとつであるカイロ博物館に保管されることになった。

画像は「Wikimedia Commons」より

 諸説あるものの、ラムセス2世は紀元前1302年に生まれ、古代エジプトの第19王朝の王として24歳で即位。66年間もの間統治し、90歳前後で没したとされている。歴代のエジプト王朝の中でも古代エジプトのきらびやかな栄華を象徴する王であるとされている。

画像は「Wikimedia Commons」より

 しかしながら、発掘されたラムセス2世のミイラはもともと複雑な状態にあり、より深刻化した20世紀半ばには、スペイン「エル・エスパニョール」紙が、保管場所は理想的なコンディションにはなく、劣化が進むと危険な状態になることを報じた。通常、ミイラは念入りな防カビ剤が施されるのだが、カイロ博物館の学芸員は、この歴史的にも貴重な遺物が89の菌類に冒されていることを認め、フランスの専門家に“治療”させることに合意したのだ。そして1976年、ラムセス2世の3000年ぶりの海外渡航が決まったのである。

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