「16世紀メキシコの血塗られた歴史」の闇が深い! 殺害、食人、報復、虐殺…
■スペインの残虐な大量殺戮報復劇
征服者コルテスの命令の下で、スペイン兵士は町を攻撃し、たった1日で数百人を殺害した。ズルテペックの町の犠牲者は主に女性と子どもで、彼らの多くは家に隠れている間に虐殺されたようだった。屋内に隠れようとした女性と子どもたちは、捕まえられて、順番に切断されたことを骨は物語っている。
考古学者のマルティネス氏は、5~6歳の子ども10人を守っている間に、殺されたと思われる女性の骨を12個発見したと語った。
スペイン人征服者たちはまた、ズルテペックの寺院を燃やし、アコルワの神々の彫刻を壊した。
この攻撃の残忍さは、殺害された隊商への復讐だけではなく、スペインの占領と征服に対する抵抗に対する警告であったと考えられている。
アステカには「1519年に白い肌をもつケツァルコアトル神が戻ってくる」という伝説が存在した。そして帰ってきたケツァルコアトル神が、かつてアステカに譲り渡した支配権を回復すると信じられていたという。
多くの先住民族は当初、白い肌のスペイン人が神を表していると考え、彼らを歓迎した。しかしその後、アステカの権力の座を乗っ取ろうとするスペイン人の思惑に気付いたと言われる。
その後、深い文化を持ち栄えたアステカ帝国は、スペインによって財宝を略奪され、人々は虐殺され、首都テノチティトランは破壊しつくされてしまった。
参考:「Live Science」、「Ancient Origins」、「Los Angeles Times」、ほか
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2024.10.02 20:00心霊「16世紀メキシコの血塗られた歴史」の闇が深い! 殺害、食人、報復、虐殺…のページです。戦争、三橋ココ、大航海時代、先住民族、植民地、ズルテペック、隊商交易、キャラバン、大虐殺などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで