ソ連は「ニオイで人の行動や思考を操る研究」をしていた! 50年前の極秘研究にCIAも注目
■フェロモンで人心操作が可能に!?
目次には「ESPと精神運動」や「催眠術による人工転生」、「催眠術と制御された行動」などの興味深い研究も並んでいるが、オルタナティブメディア「Mysterious Universe」の記事で筆者のニック・レッドファーン氏は「匂いと人間の行動の変化」というタイトルのドキュメントに焦点を当てている。レポートは次のように始まっている。
「人類は匂いと嗅覚現象の領域を研究し始めたばかりです。原猿類(prosimians)の男女間のコミュニケーションとその社会的組織の嗅覚メカニズムに関係している証拠は今日まで増えているものの、嗅覚が高等霊長類で同様の役割を果たすという情報はほとんどありません。…(中略)…多くの精神科医は、状況変化で機能する“手がかり”の中に匂いがあると信じています。一方で非正統的なアイデアを受け入れ、感覚的な利得制御を正しくしている統合失調症の患者は敵意を“嗅ぐ”と主張しています」(レポートより)
匂いに“敵意”があるというのはどういうことなのか。実は統合失調症の患者は匂いで差別されていると感じているのだ。報告書は続けている。
「一部の精神科医は長い間統合失調症を“嗅ぐ”ことができると主張してきました。関与する物質は現在『トランス-3-メチルヘキサン酸』と特定されています。嗅覚の感度は人間によって大きく異なります。調香師は肌と髪の色の違いを嗅ぐことができ、熟練していない多くの観察者においても赤毛の女性の独特で心地よい肌の匂いに気づきます。フェロモンはアリの行動と多くの昆虫の交尾を制御します。人工フェロモン(gyplure、ジプルア)を合成して、ジプシー蛾のオスを殺虫剤トラップに引き寄せることができます」(レポートより)
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