ソ連は「ニオイで人の行動や思考を操る研究」をしていた! 50年前の極秘研究にCIAも注目

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画像は「Mysterious Universe」の記事より

 肌と髪の色がその人物の体臭からわかるとすれば驚きである。

「それらはまた、哺乳動物にも広まっている。スカンクのn-ブチルメルカプタンのような一部の哺乳動物の匂い、または尿による領域の標識は、単純明快な信号です。これらは、脅威、支配、または魅力の表示と同じ方法で行動に影響を与えます。真のフェロモンの作用はより直接的です。それは信号ですが、その作用はホルモンの作用に似ています。区別は完全ではありませんが、少なくとも哺乳類では個体から派生した可能性がある多くのフェロモンの匂いがステロイド分子のような化学的形状を持っているという点で認識できます」(レポートより)

 単なる体臭というよりも強い影響力を持つのはやはり“フェロモン”のようである。

「昆虫は鋭敏で特殊な嗅覚器官(通常は触角)を利用して、食物や異性に誘導したり、産卵場所をマークしたりします。匂いの感覚は、コロニーの活動を調整するためにさまざまな香りを作り出す社会的な昆虫にとって特に重要です。彼らは匂いを利用して、差し迫った危険を警告し、侵入者を認識し、食物につながる道をマークし、巣を動かし、他のコロニーのメンバーの助けを求めます。この現象により、人間はさまざまな化学誘引物質を使用して昆虫を防除できる可能性があります」(レポートより)

 そしてレポートのこの部分は次のように結論づけている。

「いつの日か、人間がフェロモンを使用して他の人間をコントロールできるようになるかもしれません」(レポートより)

 あらためて言うまでもないが、このレポートが作成されたのは1972年である。その後も続けられた研究で、ひょっとするとフェロモンで人心を操作する技術が極秘裏に開発されていないとも限らない。そしてその技術がすでにありとあらゆる所で使われているのだとすれば不気味この上ないことだが……。

参考:「Mysterious Universe」、ほか

文=仲田しんじ

場末の酒場の片隅を好む都会の孤独な思索者でフリーライター。
興味本位で考察と執筆の範囲を拡大中。
ツイッター @nakata66shinji

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