100人以上の少年をレイプ&殺害… パキスタン史上最悪の連続殺人鬼ジャベド・イクバルの狂気
地元警察と世間への猛烈な“復讐心”
後の供述でイクバルには地元警察への猛烈な“復讐心”があったことが語られている。
実は1990年代のある時期にイクバルは家出少年に対するレイプに関連した容疑で地元警察に逮捕されたことがあったのだ。イクバルにはまったく身の覚えがないことであったが、世間から同性愛者と目されていたイクバルは警察にマークされていたのである。
身の潔白を主張するイクバルであったが、一方で母親は世間体からあらゆる手段を講じて、イクバルを勘当して親子の縁を切ろうと働きまわったということだが、その心労ゆえか心臓発作を起こし帰らぬ人となってしまったのだ。
身を引き裂かれるショックを受け、絶望の淵に突き落とされたイクバルは、この一件で地元警察と世間への復讐を己に誓ったのだった。自分が受けた仕打ちのように、息子を持つ100人の母親を悲哀のどん底に陥れることを決意したのだった。そしてこの決意と復讐心が、犯罪史上まれに見る連続大量殺人へとイクバルを導いたのである。
公判で死刑が確定されたイクバルであったが、その処刑方法が実に残酷なものであった。殺された100人の少年たちを償うべく、イクバルは首を100回締められた挙句に殺され、その遺体はバラバラに100分割されて強酸で溶かされることが決まったのだ。
残酷な死刑を待つだけの身であったイクバルだったが、2001年10月8日、独房で首を吊って絶命している彼の姿が看守によって発見された。
イクバルの遺体を医師が確認したところ、首を絞められて殺害された可能性もあることがわかり、また身体にはいくつもの打撲傷の跡があったのだが、それ以上の検査や調査はなく公式に自殺であると処理されたのだった。
裕福な家庭に育ち同性愛傾向があるといわれている男の狂気の連続大量殺人だが、その背後に復讐心があるとしてもなかなか理解に苦しむところといえそうだ。連続殺人によって復讐心は晴らせるかもしれないが、当人には具体的に何の利益もなければ、この一連の殺人はそもそもが過酷な重労働である。まさに悪魔に憑かれていたとしか考えようのない前代未聞の凶悪犯として片づけていいものなのか、釈然としないレアケースともいえそうだ。はたして今後、この一件に関する新真実が浮かび上がることがあるのだろうか。
参考:「Bugged Space」ほか
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