ヨネスケ「人類で最初に宇宙人の晩ごはんを見たい」 映画『突撃!隣のUFO』公開直前インタビュー

ヨネスケの師匠・97歳の桂米丸はUFO好き!?

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撮影:中野龍/フリーランスライター

――落語家の中でもUFOやオカルト好きの方はいるんですか?

ヨネスケ:若手同士では話しているんでしょうけどね。俺たちに対して「師匠、UFOが!!」とは言ってこないですね。

 あっ、UFO好きがいた! うちの師匠だ。 桂米丸(かつら よねまる)97歳が好きだね。師匠は『宇宙戦争』という新作落語を作っています。あの世代でも、ウチの師匠ぐらいでしょうね。今度、僕も覚えようかな。でも、今わざわざ師匠に「教えてください」と行くと、「ヨネスケや、僕がそろそろ死ぬのがわかってるんじゃ」と小言を食らっちゃいそうです(笑)。

――劇中ではカニが好きな設定でしたが、実際はいかがですか?

ヨネスケ:カニは大好きです。死ぬ前の最期の晩餐にはカニを食べたいと思っています。種類はなんでもいいけど、一番楽なのはポキっと折って食べられるタカアシガニだね。ズワイもタラバも、沖縄のヤシガニも好きですよ。作中でカニ好きになっているのは、監督が僕のインタビューをどこかで読んだのかもしれないですね。

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©2023nextdoorUFO

――作中のカニも美味しそうでしたね。

ヨネスケ:撮影は愛知県の蒲郡市なんですよ。蒲郡といえば、うなぎも有名ですが、タカアシガニが名物です。この映画を見るとタカアシガニが売れるかもしれませんね。あと、別の宇宙人も幸田町名物の筆柿に扮していますね。

――最後に劇場に来られるお客さんにメッセージをお願いします。

ヨネスケ:お客さんには「一度見たら、金は返さないよ」と言っておいて(笑)。見たら笑って帰れる映画になっていますので、ぜひ劇場におこしください。

 ヨネスケ氏の『隣の晩ごはん』、落語への深いこだわりが印象的な取材であった。師匠である桂米丸氏の影響か、ヨネスケ氏もUFOや宇宙人をなんの偏見もなく受け入れているのが適応力の高さを感じさせた。まさに『突撃! 隣のUFO』の主演にはふさわしい人物だ。もし、今年地球にUFOが現れたら、ぜひとも映画で使用したしゃもじを持って、ヨネスケ氏に突撃をしてほしいものである。

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監督:河崎実
キャスト:ヨネスケ、濱田龍臣、服部有菜(AKB48)、ハリウッドザコシショ
ウ、かとうあつき、澄川友哉、谷口洋行、破李拳竜、米多朗、三上丈晴
(「月刊ムー」編集長)、いしだ壱成、矢追純一
ナレーター:高川裕也
企画制作:一般社団法人1パーセントの社会貢献、有限会社リバートップ
配給:エクストリーム
(2023/日本映画/カラー/ビスタサイズ/77分)
©2023nextdoorUFO

2023年2月3日より全国ロードショー

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文=松本祐貴

1977年、大阪府生まれ。フリー編集者&ライター。雑誌記者、出版社勤務を経て、雑誌、ムックなどに寄稿する。テーマは旅、サブカル、趣味系が多い。著書『泥酔夫婦世界一周』(オークラ出版)『DIY葬儀ハンドブック』(駒草出版)。新刊に編集として関わった『これからの時代を生き抜くための生物学入門』(辰巳出版)五箇公一著。
・ ブログ「~世界一周~ 旅の柄」 http://tabinogara.blogspot.jp/

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