『ターミネーター2』のT-1000が現実に… 融解・変形が自在のロボットの開発に成功

 アーノルド・シュワルツェネッガー主演のアクション映画『ターミネーター』シリーズの2作目である『ターミネーター2』は、液体金属で変形と変身を可能とする体を持つT-1000が登場した。何にでも変形できてしまうため優れた再生能力と耐久性を持ち、同作にてターミネーターの強敵として立ちふさがった。そんなT-1000の印象的なシーンの1つが、進路を阻む檻に対してまっすぐ進んで格子をすり抜けてしまうシーンだ。改めてT-1000がどのようにも変形できることを強調するシーンといえるだろう。

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画像は「YouTube」より

 そんなT-1000が現実のものとなったかのようなロボットが科学者によって制作され、話題になっている。先日、中国とアメリカの合同研究チームが発表したのは小さな白いロボット。消しゴムや粘土で作られた小さな人形のようにも見えるが、磁石で動くことができ、体を溶かすことで檻の中から抜け出すことを可能だ。檻の外に出たら再び姿形は元に戻る。

 このロボットは磁性体であるネオジム、ホウ素、鉄と液体ガリウムを組み合わせ、人型に固化させたもの。ガリウムは融点がセ氏29.8度と人間の体温よりも低く、手で持っただけでも液体になるという特徴を持っており、前述の成分を混ぜ合わせたことで高い強度と優れた制御性を持つ「Magnetoactive phase transitional matter(MPTM/磁気活性相転移物質)」という材料の開発に成功したのだ。

 アメリカのカーネギーメロン大学で機械工学を専門とし、今回の主任研究員であるカーメル・マジディ氏は、「MPTMには2つの能力があります。1つは、磁性粒子が材料を交番磁界(時間と共に大きさと方向が変化を繰り返す磁界)に反応させることで、誘導によって材料を加熱し、相変化を起こさせることができます。2つ目は、ロボットに機動性を与え、磁場に反応して動くことができるようにします」と語っている。

 研究チームは今後、誤飲した物体を体外へ排出するような医療分野や、狭い所に侵入していける工業用小型ロボットとして活用できるのではないか、としている。まだ課題は多くあるだろうが、『ターミネーター2』のT-1000のようなロボットが現実世界に登場する日もそう遠くないのかもしれない。

参考:「Unexplained Mysteries」ほか

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文=勝木孝幸(ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

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