雪山を高速移動する「ビッグフット」の撮影に成功か 謎の足跡を発見、信ぴょう性高まる

雪山を高速移動する「ビッグフット」の撮影に成功か 謎の足跡を発見、信ぴょう性高まるの画像1
画像は「YouTube」より

 アメリカはユタ州から大きな生物のように見える影が雪に覆われた山の頂上を軽々と横切る様子を捉えた驚くべき映像が出てきて話題になっている。

 この映像は、8日水曜日に同州ファーミントンからワサッチ山脈を観察していた目撃者によって撮影されたと伝えられている。撮影者は標高約2800メートルの雪に覆われた山フランシス・ピークの稜線で何かが動いているのに気づき、スマートフォンで撮影を試みたのだそう。

 問題の映像では、下部に暗い色の影が山の側面を素早く移動していく様子が捉えられている。撮影された地点との距離が遠いため正体を判別することは難しいが、その動きから危険な地形での移動に長けている様子がうかがえる。

 この映像は民間のビッグフット研究団体であるロッキー山脈サスカッチ協会に渡り、ネットに公開された。だが、今回は単にビッグフットを捉えたかもしれない珍しい動画、という話では終わらなかった。公開された動画を見た好奇心旺盛なヘリコプターのパイロットが、実際にビッグフットらしき影が撮影された地域の上空を飛行して現場を確認してみたのだ。その結果、なんと雪の中に大きな生き物が歩いたり走って残したと思われる、一連の大きな一列の足跡を発見。この証拠を動画に収めることに成功してしまったのである。

※ ビッグフットとは森の中を歩き回る大きくて毛むくじゃらの大型類人猿のような未確認生物。一般的に身長2~3m、体重200~350kgの巨体で怪力、直立二足歩行をしているとされ、カナダやアメリカの民間伝承では「サスカッチ」とも呼ばれる。その姿は大型化したゴリラやチンパンジーのようにも見える。これによく似た未確認生物にヒマラヤの「イエティ」、オーストラリアの「ヨウィー」、そしてシベリアの「チュチュニア」などが報告されているが、それぞれの関係性は不明。

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画像は「YouTube」より

 撮影された場所は人家のある地域からもかなり離れており、また謎の影の移動速度を考えると、山腹を歩いていた影が人間であった可能性は極めて低いのではないか、と考えられている。一方で、これだけでは本当にビッグフットを捉えた動画であるとはいえないという懐疑的な人達もおり、動画に映っていたのはヘラジカやシロイワヤギなど、その土地固有の大型の野生動物だったのではないか、という指摘も出てきている。果たして動画の生物の正体は何なのか、気になる人は動画を観て考えてみてほしい。

参考:「Coast to Coast AM」ほか

【本記事は「ミステリーニュースステーション・ATLAS(アトラス)」からの提供です】

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文=加藤史紀(ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

ミステリーニュースステーションATLAS編集部員
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