痛みを軽減する「魔法の数字」をCIAが発見? “5●5●5”を繰り返し思い受かべるだけで… 著名超能力研究所も協力

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画像は「Getty Images」より

 アメリカにて、1977年に機密解除されたとある文書が注目を集めている。それは「ゲートウェイ中間ワークブック」というタイトルの文書で、なんでもアメリカ中央情報局(CIA)が人体における一種の「チートコード」を使って痛みのシグナルを減らすことに成功した、というものだ。

 この文書は現在CIAのウェブサイトで見ることができるもので、モンロー研究所が協力していたとされる。文書には意識状態を変化させ、「異なる知覚様式への入り口」に導くことを意図した訓練システムである「ゲートウェイ・プログラム」の一部が記載されており、その中に「ある数字を繰り返しながら体の痛む部分をイメージすることで、『体に伝わる痛みの信号を減らす』ことができる」とした奇妙なテクニックが記されていた。

※ 故・ロバート・A・モンロー(Robert Allan Monroe:1915~1995年)が設立した研究所。モンローは対外離脱の体験者およびその研究の第一人者で、「ヘミシンク」(Hemi-Sync)という体外離脱を誘発し、制御するための音響技術を開発したことでも有名。現在、モンロー研究所は、初心者から上級者までの各種の滞在型の体験プログラムを運営しており、「ヘミシンク」CDの外販も行っている。また、日本でも東京青山を本部とするセンターが運営されている。

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 このテクニックはCIAが使用している「日常的なツール」の概説の一部として記載されており、文中では「肉体的な目覚めの生活の中で使用する」ことについて言及されている。たとえば「痛みの信号を減らす」方法についての一節では、「目を閉じて、痛みの信号の発生源である体の部分を見なさい。患部を見ながら、心の中で55515という数字を繰り返してください。この2つを実行すると、痛みのシグナルは徐々に減少し、もはや重要でなくなります」と書かれている。

 このワークブックは2003年に初めて機密解除されたが、最近になってTikTokで「CIA直伝の痛みを止める方法をやってみた」といった内容の動画で注目が集まり、実際に試してみた人や「本当に効いた」という報告が寄せられているようだ。

 この方法を動画で公開し、大いに注目を集めた人物の一人がステファニー・フォーリーニさんだ。現在600万回以上再生されている動画の中で、ステファニーは「とても興味深い」文書を見つけたと述べ、ゲートウェイ・プログラムについて詳しく説明するどころか、このテクニックが「非物理的エネルギーとの対話に使われる方法」で、「スターゲート・プロジェクトの研究の基本」だったと説明していた。なおフォーリーニさんは交通事故にあって以降、慢性的な背中の痛みに苦しんでいたそうだがなんとこの方法を試したところ「自分には確かに効果があった」そうで、無邪気に喜んでいた。彼女の動画を見た視聴者からは賛否両論だったが、中には彼女と同じ方法を試してみた感想が次のように書き込まれていた。

※ スターゲイト・プロジェクト(Stargate Project)は、米ソ冷戦期にアメリカ陸軍によって行われた極秘の超能力研究につけられたコードネーム。70年代から94年までスタンフォード研究所でリモートビューイング(遠隔透視)や対外離脱の研究が行われた。プロジェクト責任者はアルバート・スタブルバイン少将。ジョゼフ・マクモニーグル、インゴ・スワンらが同プロジェクトに参加していたといわれる。

「ちょうど今、坐骨神経痛でこれを試したところ、治まってきました」

「そうなんだ、怖くなったよ。腰痛なんだけど、痛みが消えたよ」

「歯医者で、今までで一番痛い根管治療を受けながら、試してみた。これは本当に効く」

「我々は我々の生活のためのチートコードを持っている」

 しかし、視聴者の中にはこの方法に納得しておらず、単に「プラシーボ効果」が働いているだけだと主張する人もいた。また、肝心の文書にも「痛み止めのテクニック」を自分で使おうとしている人への警告も次のように添えられていた。

「ここに含まれる資料は、ゲートウェイ・プログラムの最初のセッションを完了した人だけが、個人的に使用することを意図しています。他の人が適用しようとすると、そのような無許可のユーザーに有害な望ましくない、制御不能な効果をもたらすかもしれません」

 つまり、CIA側はこの「痛み止めのテクニック」について、用法を守り自分に合わないようならば止めるよう注意もしているのだ。便利そうなテクニックだからといって、安易に手を出してはいけないことには注意していきたい。

参考:「Daily Star」ほか

【本記事は「ミステリーニュースステーション・ATLAS(アトラス)」からの提供です】

文=勝木孝幸(ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

ミステリーニュースステーションATLAS編集部員
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