ルーズベルト大統領がUMA(未確認生物)の存在を確信していた理由とは? ゴブリン、首長竜、人喰いナマズ

 アメリカの偉大な大統領はプライベートでは熱烈なUMAファンだった!? セオドア・ルーズベルト大統領の意外な素顔が改めて注目を集めているようだ。

※ UMA(ユーマ、Unindentified Mysterious Animal)とは未確認生物を意味する和製英語。未確認生物とは何世紀にもわたって語り継がれてきた物語や伝説に登場したり、また、今日でも目撃例があるが実在が確認されていない生物のことだとされている。物語、伝説、噂話などで語られる生物であるため、科学的な対象ではなく、“オカルト”に分類される。英語圏で、未確認生物はCryptid (クリプティッド)と呼ばれ、これを研究する学問はCryptozoology(クリプトズーロジー、暗号生物学)と呼ばれるのが一般的。

UMAについて30分間熱弁した大統領

 1901年から1906年までアメリカ第26代大統領を務めたセオドア・ルーズベルトは意外なことにUMAとの因縁が深い大統領であった。元軍人でハンティングが趣味のアウトドア派だったルーズベルトは、歴代の大統領の誰よりもUMAの目撃報告に心を躍らせていたようである。

ルーズベルト大統領がUMA(未確認生物)の存在を確信していた理由とは? ゴブリン、首長竜、人喰いナマズの画像1
セオドア・ルーズベルト 画像は「Wikipedia」より

 セオドア・ルーズベルト政権下の駐在アルゼンチン大使であったジョン・バレットは、南アンデスを探検したアメリカ人探検家から興味深い報告を受けたのだった。南アンデスのジャングルの奥地にある湖には、巨大な両生類または爬虫類と思われる謎の生物が生息しているというのである。

 探検家は本格的な調査のためにアメリカ政府に資金援助を求めたので、バレット大使はルーズベルト大統領への定期報告の中にこの一件をそれとなく含めたのであった。

 大使にも意外であったことに、ルーズベルト大統領はこの話にかなりの興味を示し、探検家から引き続き話を聞くようにと連絡してきたのである。

 その後も探検家の話を大統領に報告した大使だったが、アメリカに戻った際に大統領に接見したところ、ルーズベルトはあたかも博物学者であるかのように、古代首長竜の子孫である生き残った巨大な両生類が今も存在する可能性について30分間熱弁をふるったのだった。ルーズベルト大統領は意外なことに熱烈なUMAファンだったのである。

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画像は「Pixabay」より

■新種のバクを仕留め、大ナマズに驚愕

 セオドア・ルーズベルトは大統領職を退いた後、アウトドア熱が再燃したということなのか、その年に中央アフリカを探検し、1912年には南米・アマゾン西部へとハンティングの遠征に出ている。

 アマゾン西部への遠征中に、ルーズベルトは先住民族からこれまで知られているものよりもはるかに小さいタイプのバクについての話を聞いた。

 彼らはそれを通常のバクと区別し「異なる種類」と呼んでいた。これらの話に興味をそそられたルーズベルトはこの謎のバクをターゲットにして追い詰め、後にマボマニバク(Tapirus kabomani)と分類される新種のバクを見事に仕留めたのだ。この標本はニューヨーク市のアメリカ自然史博物館のコレクションに収蔵されている。

 1914年刊行のルーズベルトの著作『Through the Brazilian Wilderness』の中にはアマゾンに生息する大ナマズについての記述もある。

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